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4月, 2020の投稿を表示しています

コロナ禍から新しい時代の意識へ

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昨今の新型コロナウイルスの世界的な流行を受け、日本人のヨガ志向、それを支援するヨガインストラクターをとりまく環境は激変していると思います。 このコロナ危機は、公共施設やスポーツクラブ、ヨガスタジオにおいてのグループレッスンを中止させ、オンラインレッスンに移行させただけでなく、今後の健康に対する人々の意識にも変化をもたらすことが予想されます。 これまで対面で行なっていたレッスンをオンラインに早速切り替えた方も多いと思います。その中で、あえて消費者の視点に立ってみることで感じたことがあります。 ・オンラインのグループレッスンに2〜3千円?! ・逆に500円や千円の低料金だと無料動画でいいやという心理になる。 オンラインの方が、対価によりシビアになるのではないかと感じました。つまり、内容とそこから得られる質を求める気持ちが高まるのです。 会場へわざわざ出向くことは一苦労に思われますが、実は参加者の心理的ニーズを満たす役割もしているのです。 自らの身体を運んでいくことを通して、参加者の探究心や知識欲を肉体レベルで消費できるからです。 また、会場にただよう参加者の熱気から特定の高揚感が生まれます。それに影響を受けることから満たされた感覚を得られることにもつながっています。 しかし、オンラインからそれらの経験を得ることはできません。 ヨガのお悩みでダントツに多いのが、「ヨガ教室(インストラクター)が沢山ありすぎてどれを選んでいいか、どれが自分に合っているかわからない」というものでした。これからこの悩みが倍増することが想定できます。 また、オンライン化はインストラクター側にも悩みをもたらす作用が潜在されています。 ヨガのレッスンDVDはすでにたくさん販売されています。 今日本にいるヨガインストラクターがオンラインでレッスンを売り出したら、さらに市場の競争は厳しくなります。 今、オンライン化されていくことで明確になっていく事実があるのではないでしょうか。 専門家とアマチュアのボーダーラインが明確になっていくということです。 ヨーガの世界では、「これからは本物が残っていく」と言われてきましたが、ウィルスがその幕開けの動機になることが考えられます。 私たちがわざわざ電車に乗ってレ

ヨーガを続けた努力が実るとき

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新たな週末がやってきました。自粛生活で時間がたくさんあるはずなのに1週間が早く感じます。 今朝はお風呂をそうじしながら良い気分になりました。泡でこすって石鹸カスをとり水で流す。タライを指でこすると「キュッキュッ」この音が好きだったります。 窓を開けて入ってきた風を感じて優しい気持ちになりました。そして、個人指導にきてくださっているMさんのことを思い出しました。Mさんはもう10年以上ヨーガの指導を受けて下さっています。 プリンセスとカップケーキが大好きなお姫(お嬢さま)と一緒に元気にしているかなぁ・・・。季節のご挨拶を一筆おくりたくなるそんな気持ちが込み上げてきたのです。 「昔の人は想いを言葉によらないで伝えていたのだよ」誰かの言葉を思い出しました。テレパシーですね。大人には見えない聞こえないものを感じる子どもの済んだ知覚力、というと身近に感じやすいでしょうか。 想いは相手に伝わるという言葉は本当です。それは、私たちに「エーテル体」がそなわっているからです。 エーテル「光や電磁波を伝える仲立ちとして宇宙に満ちていると考えられた物質」Google この説から理解すると、エーテル体は光や電磁波を伝えるカラダであることがわかります。では、エーテル体が受けとる光や電磁波は?といったら「想い」になりますね。 私のことを考えながらメールを書いて下さっていたMさんの想いが、お風呂をそうじしている私のエーテル体に伝わったのだと思います。オンラインを超えたハイテクなコミュニケーションツールですね。 これまで続けてこられたMさんのヨーガが、今のこの状況を乗り越える力になってくれていることがわかって安堵の笑みがこぼれました。 ヨーガの魅力は、「人と人のつながり」を作り出すこと。そこから、人を前進させる勇気になり、無いところから生み出す創造の力に変わっていくことだと思います。 ヨーガをきっかけにしてこれまで縁のなかった人と人が出会い、智慧を共有していくことで、今まで知らなかったことを知って価値観が変わり、生き方の視野が広がっていきます。 「なんでこうなるの!?どうして私だけ!?」という我がままが消極的になっていき、雨が止むのを待てる心が育つのです。 ヨーガが形成する人間関係は、親子とも恋人とも、友達とも違う、ヨー

慌てないすべを身につける、恐れにとらわれた時の救急法

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恐れの観念の 呪縛 からの解放。 恐れや不安、緊張を自覚した時、ハッと気づいてどうしますか? 「恐れ」を止めることを考えるのではないかと思います。 しかし、止めようと思ってもなかなかできません。 そうして、止めようとしても止まらない苦しみに発展していきませんか。 ここに多くの方が、エネルギーを浪費して疲れ果ててしまうのです。 そうならないように、視点を変えみませんかというご提案です。 解放しなければならないのは、恐れの感情よりも「呪縛」という 状態 の方。 今日は、この考えを共有したいと思います。 「恐れ」を感じた時は、このように理解してみます。 「恐れ」の 感覚に縛られている。 別の表現をすると、 とらわれている という理解です。 この考えを他に応用すると、楽しいな〜と感じているときは、「楽しい」という一つの感覚にとらわれているということになります。 一つの感情にとらわれている 状態を解放する という対処法です。 では早速、実行していきましょう! まず、とらわれた状態から我にかえらなければなりません。 我にかえるという意味は、 脳を今ここに戻す ということです。 そのため、 舌に意識を向けて下さい。 そして、舌の位置を安定させます。( 昨日のブログ に書いていますので、よろしければご覧下さいね)。 想像で恐れを生み出している脳を、何も起きていない今ここに戻してあげなければ、恐れの感覚が続いていく一方なのです。 そのため、神経と筋肉でつながっている身体って、脳を想像の世界から今ここに連れ戻してあげるのです。 それが、舌を正しい位置に置くことなのです。 恐怖心にとらわれている状態で、全身に意識を向けて正しい姿勢をとることはむずかしくなります。向けてもすぐに恐れの感覚に引き戻されてしまう、そんな経験があると思います。 かと言って、放置しておくと想像がふくらんでいき、実際にそうなったかのような身体の感覚へ発展していきます。 ドキドキ、ワナワナ、震えがやってきます。 そうなる手前で手を打つことが大事です。 そのため、簡単にできる方法でなければなりません。なので、舌なのです。 本来あるべき正しい位置に舌をおいて、呼

ヨガのポーズを使わない心の安定を取り戻す方法

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新型コロナウィルスのパンデミック(世界的流行)の中で氾濫する情報、それに反応する人々の声。ストレスになっている方も多いと思います。 ここから精神的ストレス → 免疫力低下 → 体調不良 → 負の連鎖につながっていかないように守りたい 精神的健康。 どうやってストレス解消したらいいの?! どうやって心を静めたらいいの?! 家には家族がいるし一人で目を閉じる時間もない! ヨガのクラスもないしリラックスできる機会がない!! 不安と緊張がつのる一方、どうしたらいいの!? 大丈夫ですよ 💪💪💪 「心を静める」 この課題に対して私たちの意識を変えるチャンスです。そして、本当の意味での心を静める段階へ今みんなが進む時です。 人類はこうして逆境から強く賢く、進化してきた歴史を今度は私たち現代人がつなげていく番です。 今日は、ヨガマットがなくてもヨガのポーズをしなくても、誰でもどこでも周りに人がいても、心の安定を取り戻す簡単な方法をわかりやすくご説明していきます。 よろしければご覧ください😌 ところで、お口の状態、今どうなっていますか?口の中にふと意識を向けてみて下さい。 舌の状態はどうなっていましたか?舌はどの辺りにありましたか?歯の状態はどうでしょう?噛み締めていませんでしたか? なぜ、こんなことをいきなり訊くんだろう?と思いますよネ😁 実は、心とカラダはつながっているという理屈と同じように、舌は五感とつながっています。 五感が何なの? 五感と言えば、ほら!情報が出入りする窓口ですよ! 心がイラついたり緊張して厄介なストレスに発展していくのもなぜかと言えば、情報が出入りする五感が原因なのです。 ですから「心を静める」という意味は、 「五感の働きを静める」 ということなのです。 とはいえ、耳栓をしたりアイマスクをして情報を遮断することはできませんね。特に今は正しい情報をつかんでいくことが大事です。そのためにも冷静な判断ができるように心が落ち着いていなければなりません。 では、先ほどの「舌の状態」に話を戻しましょう。 姿勢を整えて安定した心を取り戻すように 「舌」 を安定させて五感の働きを静めて心を落ち着かせます。 「背骨

それでも人は愛へ向かっていく

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ほんの2〜3時間前までは猫たちも驚いて窓の外に釘づけになったほど大雨でした。 それが今は何事もなかったような青空になりました。 鳥の澄んだ声が聞こえます。 全世界がウィルスの猛威にさらされている現実があることを忘れてしまうほどの空です。 アマゾンのプライムビデオを開いたら、見たいと思っていた「プラネット・ヨガ」が視聴可能になっていました。 さっそく再生してみると、10年前のヨーガの世界観が流れてきました。 インド一色のヨーガに西洋人の解釈が介入したことで、万人が手に取りやすい形になりました。 神一色の世界だった絵画に人間の感情や願望が描かれたのです。 欧米社会の個人主義や物質主義に、委ねる精神を背景にもつヨーガは新鮮だったのだと思います。 ヨーガによって神聖な世界が日常になったのです。 そして、人々は自分の身体を通して自分をいたわることに目覚めていきました。 ここがスタート地点です。 自分から他者へ、他者から社会へ、こうして川の流れに揺れる百草のように人の意識は大河へとつながっていくのです。 その途中でヨーガの本当の意味を知ります。 そこにはもう「健康のため」「〜のため」という自分の理由は介入しません。 そうしてはじめてヨーガをヨーガとして活用することができ、私という人間を変化させていくのです。 10年前のヨーガの世界観を見ながら、コロナ禍を一つの節目にして、新しい世界を創造していかなければならないことを思っていました。 自粛生活を機に、断捨離をしている方が多いと思います。 「これ、まだ使うかな・・・」となってしまうと先へ進めませんね。 自分が変わっていく道も同じです。 コロナ禍の勢力が今日のようになる以前に、今頃は公開されていたはずの新規ホームページの構成を全て白紙にしました。 全てまっさらのページになってしまったのです。 数ヶ月かけて作成したものを消すことに少々のためらいはありました。 しかし、コロナが収束しても、前と同じことは繰り返されないだろうという私見から白紙にしたのです。 次元が変わると前のパズルは合いません。 新しい内容を提出する期日ギリギリまで瞑想して待ちました。 「これだ!」と

40年前の声がよみがえる「ヨーガは愛である」

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1981年1月1日。 約40年前に発行された「ヨーガは愛である」桑原征治著 わらばん紙のような紙質に、レオタードを着た女性がポーズをとっている写真に時代を感じます。 ドルショック、事業の傾き、ノイローゼと身を滅ぼしながらヨーガに出会う著者。 いつの時代の荒波も、ヨーガを抱えて乗り越えてきた人々がいたことがわかり、今この事態におかれてやっとわかった次第です。 こんなにも熱く胸に響くとは恩知らずな私だったと反省させられます。 今この状況をどのように乗り越えたらいいか、知識人の方々の見解がネットから流れていると思います。 すでにそこを通過してこられた先人の声が、今の私たちの指針になるように思います。 「あとがき」から先人の声を今に呼び起こしてみました。よろしければ、ご覧ください。 私はこの最後の章を借りて、 なぜヨーガが人間それ自身であり、愛そのものであるのかを書きたいと思う。 エネルギー危機が叫ばれている。電気洗濯機、エレベーター、イルミネーションと、電気漬けになってしまった大国は石油産油国に首根を押さえられ、内政にまで干渉される時代である。 生活に必要なものと不必要なものの区別さえもつかなくなった文明病の病巣は、はてしなく世界の国をむしばみつつある。 アメリカやヨーロッパの国々が、日本や中国など東洋の価値観を見直し始めてから久しい。儒学、仏教、武道など、日本の伝統に対し、欧米人はこぞって食指を動かし始めた。 だた、彼らが東洋の伝統に目を向け始めたのは、それなりに余裕をもっている証拠でもあった。西洋の文明の保護に身を委ねながら、より精神的な価値を求めていたのだ。 ヨーガもその一つなのか?「否」である。 アメリカの病める社会がヨーガを求めたとき、アメリカ人にはそのような余裕などは毛ほどもなかった。パリで、ローマで、ロンドンで、チューリッヒで、私が見た西欧文明人は、喘ぎ、苦しみ、息も絶え絶えになってヨーガに救いを求めてきたのだ。 大都会のストレス、複雑な社会機構と人間関係、美食に傾く食生活、価値観の混乱、お互いの人間不信ー。 あらゆる圧迫に押しつぶされ、悲鳴をあげながら、彼らは身体ひとつでインドの門を叩いた。そしてインドは、大らかに門を開いて待っていたのだった

ソロリサイタルから合唱団へ

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本当なら今頃は新しいホームページが公開されていたはずでした。 地球が丸ごと一変したような状況の今、ホームページの内容を全て白紙にしました。 コロナウィルスの勢力がやってくる前までの内容は、今この状況から始まる明日には対応できない、そう考えてのことです。 師事した先生方はお亡くなりになりましたが、「先生ならどうしていただろう」一人ひとり思い浮かべながら考えました。 現代のヨーガ普及活動は個人的な活動がメインですが、本来ヨーガもアーユルヴェーダも人と人の糸でつながってきたもの。 人から人へ受け継がれてきたこの尊い関係は失われ、信頼は資格に変わりました。 ヨガインストラクターという職業は憧れの対象になり、承認欲求を果たす効力さえ備えるようになりました。 しかし、そこに真理があるだろうかと考えた時、先生に頭を下げて学ばせていただいたあの日々を思い出したのです。 私の書棚には今日のヨーガを築かれた方々の本が並んでいます。 その中から1冊取り出してみると、そこには今この状況だからこそ実感がこもる内容が書かれてあるのです。 もう30年近くも前に故佐保田鶴治先生によって、日本に初めて正統ヨーガが紹介された。その後、混沌とした高度成長期の社会の中で、ヨーガも健康法として、あるいは美容ヨーガとして、さらに神秘性をおびた宗教として、人々に知られ理解されてきた。 この手記は、番場一雄先生の著書の「あとがき」です。1988年に書かれたことを思うと、今と状況は変わらず先生も同じ光景を見ていらしたことがわかります。 そして今からおよそ10年前頃には一つのヨーガブームがおこり、ヨーガという言葉が巷に聞かれるようになった。しかし、安易なヨーガブームは、特殊な宗教くさい面やアクロバット的な面が強調されたり、美容体操や一種のスポーツ的な感じを人々に与えてきたことはまぬがれない。 現代の日本のヨガは、アメリカ・ハリウッド経由で再び大ブームが起こりました。私が20代の頃のヨーガとは比べものにならないくらいに。ヨーガはマドンナが始めたものと思っている人もいたくらいです。 私はヨーガの持つ多様性の中からヨーガの普遍的な真理としてのエキスを引き出すために25年にわたって佐保田先生の示唆を賜りながら研究し実践を試

人類はパワーヨガから愛のヨーガへ

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本日2回目の投稿になります。 ウィズコロナ、アフターコロナ。 収束が見えないと言われるようになった今、ウィルスとどう共存していくか、そう考えた時に思い浮かぶのは「免疫力」です。 ヨーガは自然治癒力や免疫力を高めるという認識はすでに多くの方がお持ちだと思います。 今、みなさんが実践されているヨーガがその手段になるように、今ここでヨーガを再検討してみましょう。 多くの方が親しんでいるヨーガが、 ポーズ、呼吸、リラックス、瞑想、 このセットだと思います。 スポーツとヨーガは違うということは理解されていますか? スポーツは勝ち負けの世界です。そのため、筋肉を鍛え、強くします。 ヨーガはまったくその逆になります。筋肉を鍛える、強くしたりするものではないのです。 身体を使っていかに心をリラックスするか、このスキルを体得します。 ここで出た「心」には、脳の状態、自律神経の状態、心拍数の拍数も含まれています。 なぜなら、これらの状態が心に反映しているからです。 これらが統一して落ち着いたレベルに達した結果、リラックスという感覚になります。 感情的には、優しくなったり、落ち着いたり、穏やかな心境になります。 その結果、内分泌や自律神経の状態が整えられ活性化されていくわけです。 ですから、活性化と精神的な状態はイコールなのです。 では、自然治癒力や免疫力が活性化されている時の精神状態は具体的にどんな状態なのでしょう? その象徴になっているのが、仏像やお地蔵さんです。 彼らの表情を思い出してみてください。 外からも内からもどこからも影響を受けていない様子が表現されていませんか? 外からというのは、自分以外の外側の状況です。 内からというのは、感情や思考、記憶、身体の状態など自分の中からわいてくるものです。 今、人類レベルで直面している新型コロナウィルスの問題は、人間から冷静な状態をどんどん奪っていくまで勢力を増しています。 ブラジルでは、車1000台とオートバイ2000台、トラック200だいが加わり隔離反対デモが行われことがニュースになりました。 長期にわたって緊迫状態におかれると、もう自分の耐久力しか頼れるものがなくなります。 冷静な判断や行動を見失うことは、

生き方を問いなおす

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「米コロナ死者数、世界最多 2万人超、イタリア上回る」 瞑想から日常生活に入って朝一番に入ってきた情報です。 こんな朝を迎える日がくることを誰が想像できたでしょうか。 この大事態をウィルスという形ではなくても、大きな変動を予測していた知識人は存在したと思います。 しかし、世界の大半は私たち大衆です。 大衆が情報や知識を与えられる側だとしたら、与えられる一方にならないように、この状況を通過した後の大転換にどのように順応して生きていくべきなのか、自分で考えられる力をつける必要があると思います。 知識がオンライン化していく中、誰かが言ったことに振り回されて生きますか? それとも、大切なことは自分で直観して、選んで、自分に責任をもって生きますか? 後者の生き方は、ウィルスを責めること、社会や会社、自分以外の誰かを責めることはできなくなります。 しかし、私たち一人一人がこの理解で生きることができれば公衆衛生は健全になっていくでしょう。 そうなれば、弱い立場に属する方々(動物も含め)にも良い影響になります。 精神世界から生き方を学ぶということは、 自己選択、自己責任、自業自得であることを自覚して生きることです。 この生き方は、忍耐という品格をそなえてくれます。 忘れないでください。精神世界の王道は謙遜と品格です。 社会的には大衆でも、精神レベルまでそこにとどまる必要はないのです。 精神をどこに設定するかは個人の自由です。 だからこそ、精神的な大衆レベルを超えていかなければ、いつまでも誰かが言ったことに振り回される側です。 本当にあなたが困った時、あなたに情報だけを与えた誰かがあなたを救ってくれましたか? あなたの目の前にいないでしょう?オンラインなら尚更です。相手は画面の向こう側です。 だから、これからの時代は一人一人が力をつけること、そのための手段が必要なのです。 私の専門分野「ヨーガ」から答えを出そうとすると、アメリカ経由で大流行した今日のヨガは、アフターコロナの混乱を支える役目には不適格だろうと考えます。 地球のどこかで2万人の死者が出ている中で、かたや日本のどこかではランチを楽しむ人もいれば、ヨガクラスに参加してポーズをとっている人もいます。 残念ながらこれは、

愛のソルジャーを地球に派遣せよ!

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ハタヨーガに「戦士のポーズ」がありますね。 現代の戦士は武器を持って戦いません。 過去の武器をいさぎよく手離して「愛」と「知性」を力にして進んでいきます。 戦略は、闇を愛で包含すること、愛で包み込んでしまうことです。 フワフワした愛では倒されてしまうから、まずは精神をしっかり鍛えるのです。 練習相手は、自分の恐れ、不安、怒り、嫌悪といった心です。 過去の天変地異をネットで調べてみました。 いつの時代にも大災害があり、数万人規模で死者が出ていること、周期的に起きていること。 そして、その中でも生存した人たちがいたこと。 ヨーガを始める時この秘訣を教えてくれた先生がいました。 「想念の力をつけなさい」。 5つある心の働きの一つに想像力があります。 闇の中でもっと闇を想像するか、それとも光を想像するか。 心は身体につながっています。 闇を想像して視覚化されると体感になり、恐れという架空の感情がわいてくるようになります。 この仕組みがあるから、私たちは起きてもいないことに恐れを抱くことができるのです。 私たちはこんな自動装置を自分の中で自由にさせているのですよ!! ヨーガが心を主題に取り組む理由が見えてきましたか? コロナショックから回復するためには、新たな人間教育が必要です。 来たる時代の要請に応えるため、新たに パラダイムシフトされたヨーガ が必要です。 「ヨーガで遊んでいる場合じゃない」と言われそうですが、私は趣味娯楽のヨガを言っているのではありません。 人類救済、人間生形成について語っておりいます。 自粛が解けたら、社会を回復させるために多くの人がまずは個人の日常生活、社会生活、経済を回復することにエネルギーを注がなければなりません。 それと同時に精神的な回復も必要です。 精神の回復が全ての回復の土台になる重要性をブログから説き続けたいと思います。 当方も緊急事態の対象区域のため今は自由に行動することができません。 もし、コロナによる肉体的被害、生活への影響も浅く、余力がある方がいたらお願いです。 協力して下さい! これまでは誰もが利己的な視点からヨーガに取り組んできました。 もうその時代は終わります。

発想を変える時、それは心の断捨離

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ニュース番組の街頭インタビューに返答する人々の中に、ある一つの言葉が共通して出てくることに気づきました。 「祈っています」。(皆男性でした) 最後の神頼みの心境に至っていることが、わずか数秒のシーンから切実に伝わりました。 「神様、どうか助けてください」 どうしようもなくなった時、胸の内からふとわいてくる言葉ではないでしょうか。 なぜ、私たちは共通してこの方法を知っているのでしょう。 それは、私たち人間には「神性」という性質が宿っているからなのだそうです。 地下からよみがえってきた 八戸市の是川縄文館 にお住まいの合掌土偶。 国宝的アイドル(?)となり、世界中の人々に認知されましたね。 古えのものは、その時代を救う時期が訪れた時、どんなに深く埋没されていたとしても必ず地上に甦ってくると言われています。 ヨーガもそうです。一気に拡がったと思いませんか? バガヴァッド・ギーターに、この流れのことが説明されています。 到るところに、法の衰退と無法の出現がある時はいつでもわたしはわたし自身を顕わす。 正しき者たちの救済のために、悪事を働くような者たちの撲滅のために、 神の法のしっかりとした確立のために、わたしは、時代から時代へと出現する。 バガヴァッド・ギーター第4章 7〜8節 この普遍的な教えを、まず個人に当てはめて考えることから始めていきます。 自分自身の人生に置き換えながら理解する練習です。 そこから、家族や友達、会社、地域、社会、国、世界へと、どんどん規模を広げていきながら、最終的に「人類は一つ」という認識へ発達することを目標にしています。 このプロセスのことを、意識の進化といいます。 そして、そのための教育法と訓練の場が、ヨーガです。 このように、まずは小さな考え方からはじめ、その考えが自分の生き方に現れるように心と身体を意識して動かしていきます。 ですから、ヨーガの訓練は、思考の用い方と生き方の訓練なのです。 NHKスペシャル「感染爆発をどう防ぐか」のワンシーン(1分39秒)に目がとまりました。 小学校の校長先生が「やっぱり私たちが発想を変えていかないといけない」と発言されていました。 今、これま

私たちの「ザ・シフト」

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【お知らせ】 コロナウィルス感染拡大防止に協力するため 予定中の全てのヨーガクラス・講座の開催を 自粛させて頂くことにいたしました。 急なご案内となりご迷惑をおかけいたしますことを 心よりお詫びいたします。 iPhoneで管理していたスケジュール帳が、この先ずっと真っ白になりました。 予定が何も記されていないカレンダーが潔く見えます。 講座を開催している施設へ出向いたら、受付より先に進めないように貼られていた赤いテープに目がとまりました。 ものものしくて日常的ではない雰囲気でした。 街行く人々の誰もが頭の中はみんな同じことを考えているんだろうな・・・ そう思うとスレ違う他人に仲間意識みたいな気持ちがわいてきて、不思議な感覚です。 この度の講座中止に関するご返金の際、当方の活動資金にと丁重にお断り下さった方々にこの場から御礼申し上げます。 猫ヨガ創始者のMika先生とご連絡していた際、保護猫カフェが大変な状況に追い込まれていることを知りました。 ( ブログからも発信 されていますので、ご一読下さい) 当方に寄せて頂きました活動資金は、当方の分と合算して寄付させて頂きました、 Mika先生のご配慮により、10箇所の施設に行き渡るよう分配して頂くことができました。 当方含め、お気持ちを頂いた方々のお名前も伏せてお渡ししておりますのでご了承下さい。 その代わり、Mika先生が素敵な匿名で寄付金をお渡し下さっています。 ( 猫カフェさんのブログ の中から見つけてみて下さいネ😉) 当方は個人経営の小さな教室です。 全て中止にしなくても・・・と思われそうですが、私利私欲でヨーガを学ぶ時期ではないと考えています。 これまで私たち現代人のヨーガに対する取り組み方は私利私欲すぎました。 この空白になった時間で、改めて本を開いていますが反省することばかりです。 この空白がなければ、気づかず突き進んでいたであろうと思います。 謙虚な気持ちにさせていただけることに感謝せずにはいられません。 いよいよ緊急事態が宣言されました。 この事態

ヨーガは苦しい時こそ取り組むもの

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このたびの新型コロナウィルスに罹患された皆様と、 感染拡大により生活に影響を受けられている地域の皆様に、 心よりお見舞いを申し上げます。 当方におきましても開催中の講座、ヨーガクラスは中止とさせていただいております。 楽しみにして下さっていた皆様には、本当に申し訳ない限りです。 この場から、お詫びいたします。 「遠隔でもいいから受講したい」 「先生の声が聞きたい」というお声をいただいた時は、涙が出そうになりました。 ヨーガクラスに限らず、教育場面ではこれまで対面で行われていたことが、オンライン化していく動きが加速しています。 先生に育ててもらうこと、手取り足取り教えてもらうこと。 人の進歩と成長の最大のエッセンスは感動です。 対面ならではの指導の恩恵までもが失われてしまうのでしょうか。 なぜなら、オンラインには あるもの がありません。AIにもありません。 それは、 ヒューマンタッチ です。 魂が宿る人間の心にしかできないもの、それがヨーガの指導でありました。 ヨーガは、人と人が向き合って座り、口伝で教えられてきました。 ヨーガを伝え残していくことは、魂の宿る人間にしかできないのです。 それとも、オンラインが私たちの未来像なのでしょうか?! しかし、それは人工的なヨガだけの話。 天然由来のヨーガが消滅することはありません。 これまでもヨーガは、様々な歴史と文明の危機、天変地異を乗り越えてきました。 人工的なものは無くなりますが神業は永遠です。 それを、どうか皆さん、つかんでいて下さい。 コロナ禍であろうと、あなた自身の心にすでに在るものまでは奪われません。 なぜなら、心の支配者は自分自身だからです。 この事実に自信をもっていて下さい。 ヨーガで培った心の品格を忘れないでいましょう。 自分の心配ばかりすることは、自他ともに倒れていく要因です。 他者を思いやることを忘れないでいきましょう。 その心にこそ免疫力が宿るからです。 話は変わり、 ダイヤモンド・ユカイさんが、コロナ余波で半年先まで仕事キャンセルと、ツライ状況を愉快にブログに綴ったという記事を見ました。 小さな教室の当方でさえそうなの

明日を夢みる力、失っていませんか?

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ヨーガの道をどのように歩んできたかは、窮地に陥ったときこそ知ることができます。 今こそ自分の生き方と向き合える時です。 あなたの心は今、闇の中で闇を見ていますか、それとも光の方を見ようとしているでしょうか。 光は、見ようと努力する意志あるところに差しててくるものです。 それが本当の光の意味です。 闇に陥った時こそ光の方をみていけるように 光の方に顔を上げていけるように 光がそこにあると信じることができるように ヨーガは人の乏しき心を導いていきます。 今この闇の中で、皆さんの心が光を見ようと努力して下さっていることと思います。 大変ですが続けていきましょう。 闇の中に自分を投じていませんか? 「先が見えない」と言っては不安や心配ばかりしていないでしょうか? 先が見えないことは今に始まったことではありません。 私たちはこれまでも先が見えない中で生きてきたはずです。 人間は、習慣というものが奪われると不安になる生き物です。 この特質を知っていれば、今の状況から「先が見えない」という反応になるのは心の仕業です。 その心を、光の方へコントロールするのがヨーガです。 これまでヨーガを練習してきた方が、コロナをきっかけに恐れの心と同一化していては、これこそコロナの思う壺です。 潜在意識までもウィルスに侵害されないように呼吸をしっかりして我に返ってください。 明日を夢みることができた人が、この場を乗り越えていく人です。 心配から生まれる力は何一つありません。 心配や不安は、周りの人さえも闇に引きずり込んでいきます。 だから、口角を上げて笑っていましょう。 今こそ本気で祈りましょう。 生きとし生けるものすべてが幸せでありますように。 オンラインがなくてもヨガマットがなくても、祈りのヨーガは24時間可能です。 祈りのヨーガを通して、今この時を健全に通過してくださるようお祈りいたします。