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心を学ぶべき理由〜弘前の受講生の手記〜

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見るものと見られるもの。 ここを分別できずに同一化してしまうことが苦しみの構造。 「私」を構成する身体そして心は、 見るものと見られるものそのどちらに属するのか。 見るものである「私」の実態は何なのか。 そして、 なぜ人は死を恐れるのか・・・ この問いは、なぜ人は幸せを求めるのか、ということと構造的には一緒であること。 般若心経はこの世にまだ肉体がある私たちのためのもの。 食べる、飲む、働く、遊ぶといった経験だけでは 苦しみの構造からは抜けられないよ、ということを説いてくれていました。 そのために神様もまた、 肉体の老化というプロセスをちゃんと私たちに与えてくれているのでしょう。   「案内人なしに道に入るものは誰であれ2日の旅が100年かかるだろう」  何年も同じところをグルグルしていませんか。 心のことを、身体の構造を説明するように、レントゲン写真を解説するように、 客観的に説いてくれる人に出会っていますか。 魔法や手品のように魅せられて終わりではなく、 メカニズムを自分で理解しようと思いませんか。 精神的な学びにはガイドが必要です。 心の解剖学では、月1回の6回講座、つまり半年をかけてこの境地まで学んでいきます。

死とヨーガ

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ヨーガといえばエクササイズや美容として親しまれていますが、 本来は20日朝刊記事の「デスカフェ」のように、 死の意味にあなた自身がたどり着いていく死生学の道。  そこになぜ体操が含まれているかと言うと、 自分の身体を通して肉体という宇宙を学び、 呼吸という実践を通して生命の威力に畏敬の念を芽生えさせながら 死生観に目覚めさせていくのです。  ですからヨーガは、 死、生まれる理由、生きる意味、苦しむ理由、宇宙の創生など、 人間の疑問を智慧から学んでいくことなのです。  死の意味がわからない、 生の意味づけがよく見えないという状況で スピリチュアルなケアは不可能ではないでしょうか。 このような状況に、 智慧から学ぶ機会を提供するべく開催されてきたのが、 弘前の看護師工藤うみさん主宰のスピリチュアルレッスンでした。  医療や介護現場で働く方々に智慧から死生学を学び、 苦しみの声に接することのできる人材になってほしいという願いから始まりました。   「価値観が多様化する現代では、宗教者や医療者などの専門家が死の問題を一手に引き受けるのは難しい。むしろ様々な人との対話を通じて学ぶアプローチが有効です」  死を議論しても今この生の中で経験していなければ、 個人の想像や心情、 信念を語り合うまでにとどまり、 その意味を知るまでには至らないままです。  「欧米のカフェでは安楽死問題などをテーマに、とことん死を直視させる」 死をこの生では未経験である我が身を認め、 わからない者どうしが語り合うことから先へ進み、 死を創造された域からきちんと学ぶことではないかと考えます。

資格を取るその前にやっておくべき大切なこと

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「ヨガインストラクター養成講座へ行ったけれどヨーガのことがわからない!」 と思っている方へ。 安心して下さい。 実はあなただけではありません。 解剖学やアーユルヴェーダとか色々なことを学んだけれど、 余計にヨーガのことがわからなくなってしまったという方は大勢います。 ポーズを色々覚えたけど呼吸のことが実はよくわかってない。 こんな迷いを抱えたままポーズだけを行い続けていませんか? 悩みながら同じことを続けていないで、 進路変更していくことも受け入れていきましょう。 今まで学んできたことは無駄にはなりません。 ヨーガを理解出来る理解力を養えばいいのです。 【ヨガインストラクター養成講座を終えたけど悩んでいる方へ】 ヨガインストラクター養成講座は勢いで入るところではありません。 インドなら3回往復できるほどの受講料が平均価格です。 やる気があれば経験がなくてもOK!というところもありますが、 本当にそうでしょうか? 「茶道の経験がなくてもやる気があればOK! 先生になれます」。 この文章を目にしてどう感じますか? ヨーガもあなたが今抱かれたその感覚とまったく同じなのです。 早く仕事がしたいその気持ちはわかりますが、 焦ってスタートしても結局わからないまま終わってしまえば またゼロから始めることになります。 そんな方へ、 「焦って始める前にやっておくこと」を説明していきます。 【ヨガの資格が欲しいけれど(ヨガを教える仕事がしたい)どうしたらいいですか?】 今度はあなたから誰かに伝えていく場合ですね。 では、 まずは伝えたいそのものを自分自身がしっかり体験できていますか? その体験を積み重ねて自分の経験にしていくこと。 その経験が人に伝える人になるための大切な基盤になります。 基盤があってこそ、 その上にそれを伝えるための知識と技術、 ヨーガの指導法を習得していくことができるのです。 その基盤がないと単なる暗記になります。 暗記すればヨーガのレッスンをこなせるようにはなります。 ですがそれは生きた言葉ではないので相手の心には響かないでしょう。 「自分は一体何を教えているんだろう?」と悩むインストラクターは少な

”本当の私”を浄化する

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東京と青森で開催している心の解剖学講座。 受講に至る動機は人それぞれです。 目に見えない心の仕組みを知り迷わない安寧な生活が送れるように。 人に優しくなれる様に参加したいと思いました。 自分自身と向き合い生きづらさを解消する術を得たい。 イライラしてる自分を知りたい。 ここに紹介しきれないほど動機のお声をいただきました。 どうもありがとうございます。 そのすべてに申し上げることは、 受講動機に書いて下さったことを心の解剖学で明らかにしていきましょう。 原因が手に取るようにわかると改善への希望を抱くようになります! 原因が見えないからこそ八方塞がりになり、 悩むだけになってしまうのです。 自分が弱いからではないのです。 解決しようとする気持ちは道が見えた時に湧いてくるものです。 解決策は原因を明らかにすれば見つけることができます。 それまでは当てずっぽうに的外れにやってみては失敗の繰り返し。 これが「私は何をやってもダメだ」と人を無力にさせてしまう原因です。 この悪循環から抜けるためには智慧から原因をつかみ、 原因に対しての改善の術を物事の本質から手に入れて 実際の行動に移せるところまで目指していきましょう。 心の悩みは物質的な知識では解決には至りません。 状態を緩和することはできます。 アロマを焚いたり音楽を聴いたり、 マッサージを受けたりして一時的に楽になることはできます。 しかし悩みの原因となっている心に手を施すためには、 根本的な原因の知識を持つ智慧が必要なのです。 ヨーガのレッスンもそうです。 ポーズや呼吸法で得られる効果は肉体面です。 肉体が楽になれば心も楽になりますが、 楽という感情の体験を超えて原因となっている心に手を施すには、 智慧を理解できる精神的知性が必要なのです。 ポーズはそのための準備としてあるものです。 「ポーズを何年もやってきたけれど変わらない」というお悩みをよく耳にします。 そのことにお気づきの方は次のステップへ進んで下さい。 智慧を吸収できる五感に向上させるためのヨーガレッスンを行っていきましょう。 年齢を重ねれば重ねるほど必要になるのが智慧の学習です。

ヨーガ、心と身体の再教育

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慢性的なストレスや痛み 仕事や人間関係の問題が解決されないまま 八方塞がりの状態で悩んでいる方へ。 苦しみに向き合うためにヨーガを学んで、 実際の改善策に取り組んでいくことを考えてみませんか? 智慧なくして苦しみに向き合うことは困難です。 しかし、あなたに「知っている」という心の支えがあれば、 ゴールへ辿り着く助けになります。 途中の障害も示しその対処法も教えてくれます。 ヨーガを学ぶことは苦しみの原因と解放の方法を学ぶことなのです。 苦しみはある日いきなり現れたものではありません。 どこから来てどう自分の中に居座るのか。 それに私たちはどう向き合い解放していくか。 その知識がヨーガにはあることをご存知ですか?  これはセラピストや治療家だけの知恵にとどめておくものではありません。 あなたも自分自身で理解していくことができるのです。 ヨーガを学んで苦しみのシステムを理解して下さい。 それは苦しみを手放していくための具体的な第一歩です。 まず苦しみという相手をあなた自身がよく知りましょう。 苦しみが何を欲しているかを知らず、 あてずっぽうに何かを与えても解決にはなりません。 あれをやってみたりコレをやってみたりと、 気まぐれに与えてもならないのです。 苦しみは法則から生まれてくるので、 それを解放するための法則に沿って解放のプロセスを経ていきます。 闇雲に気まぐれにダイエットしても効果はないけれど、 プログラムに沿って行うと効果が出るのと同じです。 心の問題に対処する時も科学的な方法が必要なのです。 痛みや問題を消去する最良の方法は、 心と体に健康的で肯定的なパターンを新しく体験させることです。 なぜなら慢性的な痛みや悩みは学習して身についたパターンだからです。 ヨーガは潜在意識の問題に私たちが直接的に取り組める知識と方法を与えています。 ヨーガ哲学では苦しみの根源を説き、 ヨーガの実践はその根源を取り去る方法です。 知識の学びと実際に自分の心と身体を動かして行う実践。 この両方をセットにして行うことが苦しみへの本格的な対処法になります。 「自分が抱えているこの痛みや感情