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8月, 2018の投稿を表示しています

神様がくれたヨーガとアーユルヴェーダ

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アーユルヴェーダを始めて知ったのは入院生活を送った29歳の時。  1ヶ月まったく食事を取れなくなってしまったのです。 身体は骨と皮になりました。  あの当時は今のように心が肉体を病気にするなんて 誰も知りませんでした。  その知識はあったと思いますが一般的ではなかったのです。  ですから私の異変に対応してくれる医師はおらず、  様々な病院と検査を渡り歩いたことを覚えています。  本当に心がない時代でした。  私は自分の身体の異変を通して知りました。  心が身体を病ませるということを。 この気づきが私をヨーガ指導者へ導いていきます。  知識より経験が教師になったのです。 全身検査をしても異常のでない私の身体を前に医師たちは、  無理やり病名をつけて横行結腸を切ろうとしました。  仲良くなった看護師さんがやってきて私にこう言いました。 「ここの病院を出て!手術して腸を切ったら一生もとに戻らないから。  大丈夫!あなたは自力で元気になれる人よ! 手を握って勇気づけてくれた看護師さんのこと今でも忘れません。 病気に効くクスリは真心であることもこの時に体験しました。  これはヨーガの道においてもそうです。  現代は多くのヒーリングやスピリチュアルな手法があり、 ヨーガも様々なポーズが開発されています。 しかし聖者たちは言っています。  本当に人を変えるのはテクニックではない。 愛慕だと。  入院先では本を読むことが私の日課でした。  私はフランスパンがとても好きでパンの本をよく読んでいました。  その中にインドの食事についての本があったのです。  インドには当時の私は興味はなかったのですが、 私の記憶に深く刻まれたページがあります。 同時に記憶のどこかの扉が開いたような感覚がありました。 懐かしいような・・・ 本の中にはガンの治療をしているご夫婦のお話がありました。  日本の場合は病気になっても「食べる」ことを重視しますが、  その本の中の妻は「私の夫はガンだからガンのエネルギーを増やさないように 食事を抜いてエネルギーのバランスを取っているの」と。 イラスト付きで語っていたそ

気になる人を気にしないで自分らしくいられたら

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前回のブログに書きました。 心には嫌いな人ほど気にしてしまうという習性があります。 好きな人なら良いのですが嫌いな人となるとそうはいきません。 体調にも影響するほどネガティブになっていきます。 考えないようにしようと思ってもできません。 なぜこんなにも心を引き離すことが難しいのでしょうか? まずできることとできないことを明確にしていきましょう。 よくやってしまうのが頭の考えで感情をコントロールしようとすることです。 「気にしないようにする」です。 これはできません。 好きや嫌いの強い感覚をコントロールすることは、 好きや嫌いの強い感情にドップリ浸かっている時ほどできないものです。 その感情を客観視できるようになった時、 それはあなたの中の感情エネルギーが弱まる時です。 その時に気持ちを切り替えるのです。 身体と一緒に切り替えてください。 それをもっと楽にできるようになる方法がヨーガです。 ヨーガのレッスンで客観視を身につけていけば、 好きな人も嫌いな人も単に頭の中の想像でしかないことが だんだんとわかってきます。(本当です) 会社に行くとその人がいるので想像では現実だと思うでしょう。 しかし頭の中にいつもいるその人は、 頭の中だけで作り出している像・イメージに過ぎないのです。 なぜこれほどまでに頭の中にその人が居続けるのでしょうか? 過去の記憶が今ここにまだあるあるからです。 頭の中にあるのです。 過去は、 過ぎ去って今ここにはないただの記憶の映像です。 その映像があるから思い出すことができるのです しかしそれは心が作り上げた単にイメージなのです。 心の解剖学を学んで下さるとこのシステムがわかります。 「あの人はこう思っているかもしれない」と考える他者の心の内、 それも心の想像でしかないのです。 なぜ実感がわかないのかというと、 客観視の意識になっていないからです。 それができるのは自分の考えを客観視できるようになる ヨーガを行っている時です。 身体を動かして健康になることを動機に行うより、 身体も整えながら心も整える動機で行った方が 心も身体も整えられて一石二鳥です。 そん

職場にイヤな人がいます。どうしたらいいですか?

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苦しいイライラする原因が自分以外の他人にあると思っている時 どうやったらその人が気にならなくなるのでしょうか? とても多いお悩みです。 「自分に原因がある」と本に書かれてあるのを読んだことがありませんか? 信じられませんよね。 よけいに腹が立つでしょう。 どう考えたってあの人が悪い、、、はず?! 職場や家庭内の誰かが自分のストレスの原因になっている。 そう思い込んでいる時は、 心の中から一時でもその人を解放して下さい。 本来自分にあるべき意識がその人に向かってしまっています。 自分を感じられなくなる前に、 まず我ここにあらずの状態を自分に取り戻すのです。 その手立てとしてヨーガレッスンに取り急ぎ参加して下さい! 自分でやっても構わないのですが、 すでに意識がとらわれている状態で集中することはできません。 中途半端に行ってもよけいにその人が出てきて疲れます。 思い切ってレッスンに身も心も委ねてしまいましょう。 わずか90分です。 誘導されるままポーズや呼吸法を行っているうちに 自分を客観視する意識状態に自然となっていきます。 あなたの意識が「今ここ(here and now)」に戻れば、 未来や過去や他の人に向かっている心を自分に引き戻すことができます。 自分が今何に腹を立てていて、 どういう感情があってどういう身体の状態になっているか。 これを客観的に捉えられるまでに自分を取り戻しましょう。 相手から楽になりたい時は早急にこの状態を確保して下さい。 気にしないようにするための対策は、 まずこの状態があなたに確保されてからのことなのです。 お近くのヨーガレッスンに急いで下さい! 相手に対する怒りからまず冷静さを取り戻して下さい。

呼吸が苦しい、と気づいたら学んで下さい

現代人を悩ます心身症。 心療内科の予約がいっぱいで取れない現象は、 当方の関東地域では珍しいことではありません。 ヨーガを受ける人たちの大多数の人が、 心身症を呈していることが調査から明らかになっています(2015)。 代表的な心身症の頭痛や肩こり腰痛、胃痛腹痛、冷え、不眠 これらが持病化する理由の1つに 心が原因となっていることを理解している人が少ないことです。 なんとなくストレスかな〜仕事がキツイからかな〜程度の自覚はあっても、 自分の心に本当に関心を寄せている人は案外少ないものです。 「呼吸が苦しい」というサインを多くの人が見逃しています。 このような自分自身に対する意識の欠乏を補い、 内面の健康に意識を向け、 治療を補助する心理面へのアプローチとなるのが心の解剖学です。  心という器官は癒すばかりではなく教育も必要です。 心的作用への教育と修正というアプローチが必要なのです。 ことさら医療面においてのヨーガにはそれが求められます。 本講座を手にして下さった方がこうした事柄に少しずつ意識を向けて下さり、 肉体面でのニーズが中心になっているヨーガから ヨーガ本来の心理的作用へのアプローチとして認識されていくことを願います。

児童虐待、不登校児、引きこもり、心の解剖学から考える

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心の解剖学第2期弘前は先週末に。 第3期東京は8月4日の本日スタートいたしました! 総勢16名の方が心の解剖学を半年かけて学んでいきます。 さて、東京コース。 虐待を受けた児童とその親両者に接する機会のある 保健師の方が仰っていた言葉が私たちの胸にささりました。 シェアいたします。  「言葉だけでは無理。身体を使って今ここにいるという意識をまずは虐待してしまう親たちにもってもらわないと、このドラマは終わらせられない!」 保健師さんはどの知識からこの気づきを得たか 修了された皆様方おわかりですか? 「やりたい事がない死にたいと言う子供たちに何て言ってあげたら良いか?」とは、 静岡からご参加の不登校児のための高校の先生。  心の解剖学を学んだ方はご存知だと思いますが、 ドラマとはサムスカーラ、データのことです。  「傾聴のカウンセリングではデータをより増強してしまう!」その通りです。 心の解剖学で学んだことを現実世界の苦しみにあなたはどう活かしますか? わからないでしょうか?なら、 心の解剖学復受講受け付けております。 何度も何度も聴く。 知識を聴くヨーガをやってみませんか? 日常生活では物質的で大衆的な思考です。 たまに精神的な思考を使ってもやはり頭がついてこないのですね。 次から次に本を買い換えるのではなく、 1冊の本を読みこなすことをしてみましょう。 1回目は目が行き渡らなかった文が、 後から後から見えてきますよ。 今回の心の解剖学もまた熱い半年間になりそうです。 よろしくお願いいたします。