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9月, 2018の投稿を表示しています

ヨーガ、50歳からの私のために

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50歳以上の方が安心して行けるヨーガ教室を探している方、 意外と多いのではないかと思います。 変化していく身体と向き合うこと、 生き方をシフトしていくこと、 そんなことに取り組めるヨーガ教室があればいいな。 一緒に考えていける場所があればいいな。 教室に来てくださる方々のお話を聞いているとそんな風に感じます。 50代はいろいろなことが試される年代です。 実年齢より若く見えるか老けて見えるか? 自分の人生に満足しているか後悔しているか? 自分はこれから!と思っているかもう終わりと思っているか? これらの考えが外見に如実にあらわれてくる年代です。 そして、 若さを取り戻すとか若い子には負けないと争わなくても良い年です。 良い加減で良い意味で力を抜くことをおぼえていきます。 しかしそれは諦めではないないのです。 50代からは「必死に頑張る」から、 楽に、楽しく、しなやかに、力を抜いて。 そんな生き方へひとかわ脱皮していく時です。 そんな年代の私たちは、 これまでよりももっとポーズで身体と向き合うことをしましょう。 姿勢が正しくないままポーズをやってきたかもしれません。 ここでもう1度自分の姿勢と呼吸からポーズを見直していきましょう。 若い頃の悪い姿勢と呼吸の代償が回ってくる年代だからです。 すべてのポーズの中で力を抜くことを学び、 日常生活の中でも肩や首に緊張が入らないことを身につけていきます。 そうすると血液がスムーズに流れるようになって、 身体の調子も良く気持ちも明るくいられます。 リラックスできる人の方がストレスをはね返す力があるのです。 実際にヨーガで姿勢の歪みをなおし血流を促すと、 これまであった不調が消え去って開放感の喜びを体験できます。 私はそうした喜びの笑顔を何人も見てきました。 クスリも使わず身体の苦痛がヨーガをやると消えるなんて?! お医者様が聞いたら信じられないと思います。 でも目の前でそうしたことが起こるのを実際にこの目で見ていると、 人間の身体は落ち着いた心と正しい呼吸さえあれば 本来は楽に生きていけるはずなのかもしれないと思います。 そして身体が

つながり、親と子のヨーガ

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親が子供に対してきたことは親もその親にされてきた。 そんな話を聞いたことがありませんか? 親によって自分が苦しめられたことは、 親もその苦しみを親によってされてきたと。 もしこの「つながり」が本当なら、 この誤ったつながり(ヨーガ)を断ち切って 本来のつながりに取り戻したいと思いませんか? 子供の意識は他者の動機を理解するまでには向上していません。 ですから親から言われる要望の意図が理解できないのです。 言われている内容はわかります。 しかし「早く、やりなさい!」といった 二重の要求は理解できないのです。 大人になると「早く」や「もっと」という言葉に、 自分の感情を含めることがあります。 子供は感情をぶつけられているのか、 それともする必要がある行動を求められているのか。 どっちなのかわからなくて、 適切な反応ができず混乱するのです。 幼い子供は親の希望通りに動けなくて劣等感を抱きます。 自分がしてしまったことで親を悲しませたことに、 子供なりに罪悪感を抱くのです。 親の要求に応えらなかったこを否定されたりすると、 子供なりに傷ついて親に腹をたてることもします。 このように子供心にも様々な感情を抱いているのです。 これは大変に疲れます。 眠りが浅い子供が多いと聞きますが、 心は疲弊すると逆に眠りは浅くなるのです。 そうした心と身体の基本的なつながりを知らない大人は、 子供に向かってただ「早く、寝なさい!」と叱ります。 家族の中で交わされる親と子の人間関係のストレスを、 そのままにしておいて良いわけはありません。 社会は不健全になります。 子供の頃の感情は繰り返すと記憶され、 人格形成の基盤になります。 仕事や人間関係のストレスを大人が解消するように、 子供が抱えるストレスもきちんと解消することができれば、 家を出た外での行動も健康的になれるのです。 そのくらい私たちの社会的な健康は、 家族という小宇宙の中が基盤になっています。 心のストレス解消は大人だけのものと思っていませんか? 子供にも大人と同じように心があります。 子供時代は親から様々な要求に従

身体を忘れた現代の子どもたちのための”子供のヨーガ”

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この頃は子供やご夫婦の問題など 家族に関するご相談を受ける機会が多くなりました。 ヨーガ教室はヨーガレッスンだけではなくて、 生活にまつわる様々なお悩みと向き合う場所の役目も果たします。 それはヨーガが心と身体、生き方に関する知恵に支えられているからでしょう。 私自身には子供はおりませんが、 ヨーガを指導するということは子育てと似ている面があるなぁと思うことがあります。 母性と父性の両方を必要とするからです。 ヨーガは大人だけのものではありません。 なぜなら子供時代の容赦ない弱肉強食の世界を生き抜かなければならない現代の子供です。 子供の心と身体も抑圧された感情でいっぱいなのです。 大人にはストレスが溜まった時の様々な解消法(誤った)がありますが、 子供にはなかなかないでしょう。 親への八つ当たりぐらいでしょうか? 先日、13歳の息子さんの子育てにお悩み中の生徒さんに、 「今度よろしければお子さんを連れて一緒にヨーガに来て下さい」とお伝えしました。 当方には子供専用のクラスはありません。 ですから大人の中で一緒にヨーガをして頂きます。 ヨーガの時間の中には大人の都合や世間体、 建前が存在しない空間です。 大人の顔色を伺い空気を読む子供に、 ヨーガによって素直な自然体になった大人を見てもらいたいと思います。 子供は都合で物事を動かす大人の心に失望しているのです。 そうした都合でものを話す大人ではない、 純粋な大人の一面に接することにより 自らの子供らしさと純粋さを開花し、 生命の尊さに子供ながらに気づいてくるようになります。 そうした態度を言葉で理想論のように大人が語っても子供は聞きません。 大人が本気でその態度になっていれば子供は気づくでしょう。 子供には本来その力があるからです。 ゲーム三昧の現代の子供には自分の身体を感じるという訓練が必要です。 将来大人になって自分の気持ちをきちんと言葉で表せるようになるためです。 大人になっても「あんな感じこんな感じ」とい

ヨーガをもっと自分に活かす方法

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身体だけではなく心も含めた健康上の諸問題 メンタルヘルスの様々な問題について、 予防や回復のための取り組みをどのように出来るのか。 ヨーガが身近にあると、 病気になったら病院で治療を受けるのと同時に精神的な面も考えていくきっかけになります。 心と身体は一つであることを前提にしたヨーガは、 その人の呼吸と静けさを治る力としています。 今の自分を理解し、今何をなすべきか、どう生きるか等 こうした事柄から目をそらさずハッキリと考える時間になるのです。 日常ではこうした事柄はハッキリ考えるというより、 何かをしながら頭の中でボンヤリ考えていることが多いと思います。 しかしこれは堂々巡りで前に進めません。 ヨーガレッスンの空間はまるでお寺を訪ねた時のような時間になります。 日常に流されて考えられないような事柄だからこそ、 日常からわずかでも距離を置き 身体を整え呼吸を正して静けさの中で向き合うのです。 ですから、 「自分を大事にすること、考えてあげることそんなことを頭で考えて気持ちをいくら整理しても難しくて」 こうしたお悩みに対しても解決策となり得るのです。 ヨーガは一般社会で生活する人々が特定の教義や教えに属することなく、 精神的な健康や心の平和といった側面を向上させるきっかけになります。 ストレスの一番の緩和剤となるのは正座で行う合掌です。 自分の身体を大切にしようと思えるようになります。 正座や合掌や瞑想は霊的な修行を目的としたものより、 現代人の心のケアに及ぼすためのものです。 なぜなら急速に高齢化していく今、 健康問題は誰にとっても無視できないことは事実です。 そして最も私たちを生きづらくさせているのは、 激しい競争意識からの心の疲労です。 競争意識は男性社会特有のものでした。 しかし今は女性もレースの一員です。 もともと女性の精神性は競争するようには生まれついていません。 自己顕示が強く承認欲求が増して 他人の目を気にして内心ドキドキしていると、 動物の弱肉強食の世界と同じです。 ですから神経はすり減り心身ともに辛くなってしまうのです。 このような心を荒廃させる原因に気づいて ご自身のメ