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7月, 2018の投稿を表示しています

眠れる心を取り戻すヨーガ

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質の良い睡眠とれていますか? 心と身体の幸せと健康のサインは睡眠です。 ところが現代は「寝る」ことができなくて悩んでいる人が、 仕事の悩みと同じくらい多いのです。 社会で生きていると様々な価値観の中を生きていかなければなりません。 時には衝突もあるでしょう。 そうした中で必要なのは無理することではなく、 必要な時に心の力を抜けること。 眠れる心であることです。 眠りに心が関係しているとは考えなかったかもしれません。 「身体が疲れすぎているから眠れない」とよく耳にしますが、 ご自身の眠れない原因を情報から判断するのは正しい判断にはなりません。 眠れない原因は深層部分に問題があるからです。 眠れない方の心と身体を拝察すると、 身体に力が入っている・頭の働きが強い・心が過度に動いている。 このような状態がみられます。 そうした方々がヨーガを行うとすでにレッスンの途中で居眠りされます。 眠れないと言っている方に限って一番よく寝ます。 レッスンが終わっても気づかないケースは少なくありません。 ヨーガは心と身体を呼吸と一緒に調和させて動きます。 日頃これがなされていない方ほど こうした集中に脳が慣れていないため、 ヨーガを行うと疲れて寝てしまうのです。 心と身体が調和されて動くようになれば、 レッスン中でも眠気に襲われることはなくなります。 ヨーガで眠れたからと言ってそれでやめてしまわず、 必要な時は心の力を自分で抜くことができる眠れる心になることですから ヨーガを続けることが大事です。 年齢を重ねるともっと眠れなくなる可能性があるからです。 グリーフヨーガセラピーは身体を使った心理カウンセリングです。 男性や頑張る傾向が強い女性などは カウンセリングを苦手と感じる傾向があるようですが、 カウンセリングは意識化されない思考の絡まりを 他者を通して気づき解く作業です。 しかしグリーフヨーガセラピーを利用すれば、 言語よりも確かな身体の動きが心の内を語って解放してくれます。 眠れなくさせる心と身体の力を抜いてから行う グリーフヨーガセラピーのリラクゼーションは、 10分間で8時間の睡眠に匹敵するものです。 家で寝

心の解剖学終了いたしました

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7月21日、第1期生の皆様の心の解剖学無事終了いたしました! 遠方から3時間かけてご参加下さった方 皆様お忙しい合間をぬってのご参加であったと思います。 本当にお疲れ様でした。 そしてありがとうございました。 現在9月の修了を目指して5名の方が受講中です。 8月4日からは新規スタートします。

すでに悩んだ状態から道を探す方法

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すでに現実に引き起こされてしまった悩みに その都度毎回々方法を変えて対処するよりも、 これ以上悩みを引き起こさない自分になる。 という考えからヨーガをご指導しております。  ヨーガ本来の目的は精神的極みですが、 この目標意識がなくてもスピリチュアルに興味がなくても 痛み悩みから解放されたい気持ちがあればヨーガはできます。  ヨーガ・スートラが説く「苦しみは避けられる」という法則を、 悩みから解放されたい人が叶える手段として、 ・苦しみを引き起こさないための5つの要素を自分に養い ・無知を晴らす智慧を学ぶ 当センターではこれらのヨーガ部門を担っています。 この2本脚が揃えばそこから先は自然と導かれていくからです。  精神世界には探せば様々な方法があります。 しかしここを見落とさないで下さい。 実はそれらが功を成すには精神的に成熟した人間性が必要なのです。 自分の感情や感受性に抑圧傾向があり、 変化に対応する精神的柔軟性・順応性が乏しいと(これらは心の病の要因)、 いくら学んでも変わらない結局元に戻る。 心の変化が起きがたい。 なぜなら、 ブレーキがかかった状態の心が開かれた考えをどうやって受け入れるのでしょう? 新しい価値観を理解することは困難です。 これが何をやっても変わらない理由です。 頑なさが成長したい自分を妨げないように、 身体をゆるませることから心の頑なさをやわらげることが必要不可欠です。  悩みを引き起こす無知。 これをを晴らすために智慧を学ぶ。 そしてそれを受け入れる柔軟な心を身体から養う。 この2本立てで行った方が効率的です。 学んだことが身になります。 だからあなた自身が変化していくのです。

精神的病に対する予防と対策

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より多くの方に認識していただくためのツールとして、 このブログから発信させて頂きます。 心の病、神経症、精神病と言われる症状は、 患者と称される人たちだけではなく一般生活者の中にも存在しています。 ご本人が自覚できず周りのご家族や友人も気づかないというだけです。 当方は医療機関ではないため、 病気の診断・判断決定を下すことはできません。 しかしながら目の前の方の動向を拝察する限り、 単なるストレスを超えた症状に接することが少なくありません。 正確に言えば診断を必要とする方が多いのです。 このような現実に30年以上接してきた今 心の健康に志しある方にお伝えしたいことは、 いざ自分自身がその状態になった時、 病状に冒されて意識が無意識にとって換わる中救いになるのが、 『自分自身に向ける客観性のある態度』です。 私たちの生活は大変目まぐるしく時間に追われる毎日です。 では時間がゆったり流れる田舎はそうではないのかといえば、 個人の心の中を見れば決してそうとは言い切れないことがわかります。 つまり自然の中で生きても頭の声が都会の喧騒であれば、 どこで生きても人間は同じなのです。 内面が忙しい状態では客観性は意識できません。 健康で、 この場合の「健康で」というのは食べて動けるだけではなく意識の健康も含まれています。 健康であるうちに心の病に陥らない予防と対策の1つとして、 考えて頂きたいのが心の構造を理解しておくことです。 実際に病気の症状に陥った時なぜそのような状態になっているか、 説明しても健全な理解はできません。 今こうして元気なうちに心の構造を理解することが、 心の病を引き起こす原動力を抑止する働きになり、 的を得た精神的自己管理を可能にします。 ヨーガや瞑想、それにまつわる信仰や信念、価値観。 これらはまず一般社会の中で秩序と調和を守る心の忍耐力があり、 それを人間関係や仕事という心を鍛える場を通して実践できて初めて取り組める道です。 しかし、現代人には威厳あるものとして認識されていないため安易に捉えられています。 自我、エゴという心の構造の一つも、 謝った認識で多くの人がこ

智慧の学びとヨーガの練習

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個人指導でマントラを学ぶ生徒さん ヨーガの知識を理解するのは頭ではなく、 静かに一つの対象に集中できる心です。 しかし私たちの心は全くそうではありません。 タマスという重いエネルギーがはびこっているために心も身体も鈍り、 また、ラジャスというエネルギーに傾くと心は絶えず活動します。 そのどちらかの状態を行ったり来たりしています。 やりたくなくなったり過剰にやってしまったり。 そんな私たちにヨーガレッスンが必要な理由。 深い知識を理解する時になくてはならないものがあります。 それは、 サットヴァのエネルギーに満たされた心です。 ヨーガのレッスンはそのためにデザインされています。 訓練されていない心は、 タマスかラジャスに簡単に振り回されてしまいます。 この揺れ動いた心をコントロールできるのは、 怒りを一瞬で静める方法が書かれた本? サットヴァのエネルギーです。 このエネルギーを生み出すのが他でもないヨーガなのです。 初心者は身体に意識を向けることから始めます。 この集中力は仕事の集中力とは質が異なります。 外へ向かう集中力ではなく内へ向かう高い集中力なのです。 これはヨーガでないと練習できません。 日常生活にあるものは全て心が外へ向かうものです。 ヨーガの集中は日常で使う集中とは違うので疲れてしまい長く続きません。 少しずつ心を慣らしていきます。 そして少しずつ内的な要素に意識を向けていきます。 呼吸や心臓の音などです。 五感は外へ向くように設計されています。 ですから内側へ向くように教え込まないとならないのです。 このことを知らず怒りを一瞬で止めようとします。 「他の人を気にしない」とあなたが思っても五感は気にします。 それが五感の性向だから仕方ないのです。 見たくないものほど見てしまうでしょう? しかし心を訓練すれば五感はあなたの意志に従うようになります。 それまでは私たちが五感に振り回される側です。 ヨーガは五感を内側に向けるよう仕組

知らないから迷う、心の世界

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知らない街で地図なくして迷うのと同じ事で、 心の全体をわからず「心を整えよう」としても 結局は同じ所をグルグルしているだけで変わっていなかった。 あれを揃えたりあれをやったり整えるはずが忙しいだけに終わりませんか? そんな事態になるのが心の世界です。 なぜなら心はとても緻密で複雑。 心のそれぞれの機能が関連して働いているからです。 心の構造を知っていると自分がなぜ緊張しているのか? イライラしているのか自分で気づけるようになります。 ですから、 迷った道でも立ち往生せずサッと進路変更できるように、 他人を害する自分のネガティブな感情をコントロールできるのです。 現実的には自分が怒っている様ですが、 実は自分が怒りの反応を現す前にすでに心の方が先に怒っています。 このことを頭でわかっていないと、 自分が相手に怒りを抱いてしまったように感じて罪悪感にかられます。 自分で本を読んで心の悩みを解決しようとしても、 既にグルグルした心の状態で読んでいますから自分勝手に解釈し結局迷います。  心の構造が頭に入っている人は客観的なものの見方をします。 目の前のことより自分の心の動きを観ているのです。 心が目の前のことにどう反応するかで 事態は余計に悲惨になるか決まるからです。 ですから車を運転するように心の動きをコントロールしているのです。 これがヨーガで身につけるスキルです。 運転さばきがスムーズな男性とガクンとブレーキを踏む人、 あなたはどちらの運転に乗りたいですか? この運転法の教習所がヨーガレッスン。 心の構造と全体像を把握する教本がヨーガ・スートラ。 まずは心の解剖学を学んで車の内部を知りましょう。 車はどうなって走っているのか。 あなたの踏むブレーキ、アクセルがどう繋がって車は止まるのか。 どんなときブレーキが効かなくなり相手に衝突していくのか。

祝!心の解剖学弘前第1期生修了いたしました

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7月1日雨の予報が天気に変わった弘前にて 心の解剖学1期生の皆様が修了いたしました! 半年間どうもありがとうございました。 初回は雪景色の中始めたことを懐かしく思い出します。 涙あり笑いありの熱い厚い講座でした。 初めて耳にする心の世界の構想に始めは頭がついて来ず、 初回はチンプンカンプンだったかもしれません。 それが耳に聴く耳が備わり 息をする間もないほど集中して聴けるようになりました。 対人援助職の方が学んだ心の解剖学。 心理学とはまた違った角度から心をとらえる機会となったようです。 この講座を8年前も受講して下さった工藤うみさんが、 講座のご感想をまとめてくださいました。 以下、ご紹介いたします。 【心の解剖学弘前第1期終了しました】 人間の心の構造についての学問的分析と それを理解するための知性を育み、 自分自身に開発する技術が記載されているヨーガ・スートラをもとに、 心の構造について半年間かけて学んできました。 全6回が終了した今、改めてテキストを読み返してみると、 自動再生、自動反応、連鎖、繰り返し、保持といった 心の特徴がはっきりと見えてきます。 これはとても精妙なシステムであるため抗うことはできませんが、 観察するだけに留まることによって 連鎖や繰り返しの増幅を避けたり、 逆にこのシステムを使って 好循環を生み出すことが可能なのだということがわかりました。  心は解脱の道具として私たちに与えられたといわれています。 そうなのであれば、 このシステムを使いこなせるようになっていくことが、 自分を開発していくつまり本当の自分を生きていく、 ということなのでしょう。 そして、自動反応が心身にあがってくるのを ただ観察するだけに留めておく力を開発するためには、 身体での実践が欠かせないということ。 日常生活での気づきと、 ヨーガレッスンでの身体への気づきは全く次元が異なり、 記憶を再生させない囚われのない心で事象を観察する訓練を身体を使って行なっているのです。  知れば知るほど奥深いヨーガの智慧。 この学びは今月末からの新講座「 セルフケアヨーガ 」に続いていきます。

第7回医療・介護職のためのスピリチュアルレッスンご報告

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悩み相談を受けて30年経ちました。 そのほとんどは人間関係です。 斯く言う私もそれに悩んできた1人。 そんな不器用な私に生き方の軸を確立させてくれたのが智慧でした。 智慧は、悪口陰口・中傷・群れをなして弱き人を的にする。 そんな弱肉強食の人間界から精神的な生き方に目覚めさせてくれます。 さて、 7月1日弘前にて開催された医療・介護従事者のためのスピリチュアルレッスンでは バガヴァッド・ギーター第3章カルマ・ヨーガを学びました。 バガヴァッド・ギーターはヨーガの精神的バイブル。 開催の様子を主催者の工藤うみさんがまとめてくださいました。 以下ご紹介いたします。 【職場での人間関係に悩まない自分になる〜第7回スピリチュアルレッスン報告】  古代の聖典「バガヴァッド・ギーター」から働きの法則カルマ・ヨーガを学びました。  カルマ・ヨーガとは、仕事を賢く、科学として行うこと。 そして仕事を通して私たちが本来果たさなければならない義務を果たしていくこと。 どんな仕事であってもそこに本来の義務に動機付けされた心があれば、 仕事は知性を磨くための行為となります。 これが働きの科学なのです。  本来の義務を知り、知性を磨くための行為として仕事を捉えるようになると、 職場の人間関係という悩みは自然に無くなるでしょう。 真に動機付けされている者に低い次元のものは近づいてこないからです。   同じ悩みを何年も抱え続けてグルグルしていませんか。 他人の経験に基づくアドバイスはあなたのその悩みを解決してはくれませんよ。 智慧を学んでそのグルグルから抜け出してくださいね。 まずはあなたからです。