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子どものイライラ、キレる、この心を記憶して大人にならないように

  私たちも大人も子どものとき、こんな経験ありませんか? ゲームなのにムキになったり、負けて癇癪を起こしてしまったり、キレたりすることがありませんでしたか? 感情の爆発は、誰もが一度は通ってきた道の一つではないでしょうか。 子どもの癇癪やイライラは、自分を客観的にみる知性がめばえると自然と消えていったりもします。 しかし、だからと言って放っておいていいはずがありません。 心の働きは記憶に残るからです。 子どもが癇癪を起こしたり、イラついたり、ヒステリーになったとき、大人の私たちも影響を受けそうになります。 こんなとき、どうしたらいいでしょうか? 今日の記事は、心が発達途上にある子どもと接する私たち大人の心がけについて書いていきます。 実は、この記事を書いている私は子育ての経験はありません。 それなのに、どうして子どもの心と接することができるのかと考える方もいらっしゃるかもしれません。 実は、私がみているのは「心」だからです。 万人に消化器官があるように、心はすべての人にそなわった思考の器官です。 その器官の働き方をみています。 そして、子どもが話すときの声、表情、目の動き、筋肉の緊張度、姿勢、呼吸を洞察しながら、その子の資質、心の成長度などを拝察しています。 さて、教室最年少のアツキちゃんが初めて教室に来たとき、礼儀がきちんとできていたことが印象的でした。 お母さまには事前に「先生にご挨拶しなさいとか、教室に行ったらお行儀よくしなさいとか一切言わないでお連れしてください。お母様も一生徒としていらしてください」とお伝えしています。 ですからアツキちゃんはお母さまから言われて礼儀正しくしたのではなく、自発的に挨拶をして、玄関で丁寧に靴をそろえ、行儀よくヨガマットに正座したのです。 子どもながらに何かを察してのことだと思います。 考えられるとしたら、それは、アツキちゃんをお迎えするときの私の姿勢と声です。 当教室では、子どもだからといって赤ちゃん言葉や子どもっぽい言葉、声を使うことはしません。 心がけていることは、子どもと同じ目の位置で話すこと、「あれ、それ」で話を済まさないで誠実に話すこと、語尾を濁さないでしっかり話すことです。 子どもは、大人の私たちより頭を使って考えることをしないぶん感じることができます。 言葉を使って理性に働きかけることができないぶん感じる心に訴え