ヨーガをもっと自分に活かす方法





身体だけではなく心も含めた健康上の諸問題

メンタルヘルスの様々な問題について、

予防や回復のための取り組みをどのように出来るのか。

ヨーガが身近にあると、

病気になったら病院で治療を受けるのと同時に精神的な面も考えていくきっかけになります。

心と身体は一つであることを前提にしたヨーガは、

その人の呼吸と静けさを治る力としています。

今の自分を理解し、今何をなすべきか、どう生きるか等

こうした事柄から目をそらさずハッキリと考える時間になるのです。



日常ではこうした事柄はハッキリ考えるというより、

何かをしながら頭の中でボンヤリ考えていることが多いと思います。

しかしこれは堂々巡りで前に進めません。

ヨーガレッスンの空間はまるでお寺を訪ねた時のような時間になります。

日常に流されて考えられないような事柄だからこそ、

日常からわずかでも距離を置き

身体を整え呼吸を正して静けさの中で向き合うのです。

ですから、

「自分を大事にすること、考えてあげることそんなことを頭で考えて気持ちをいくら整理しても難しくて」

こうしたお悩みに対しても解決策となり得るのです。




ヨーガは一般社会で生活する人々が特定の教義や教えに属することなく、

精神的な健康や心の平和といった側面を向上させるきっかけになります。

ストレスの一番の緩和剤となるのは正座で行う合掌です。

自分の身体を大切にしようと思えるようになります。

正座や合掌や瞑想は霊的な修行を目的としたものより、

現代人の心のケアに及ぼすためのものです。

なぜなら急速に高齢化していく今、

健康問題は誰にとっても無視できないことは事実です。

そして最も私たちを生きづらくさせているのは、

激しい競争意識からの心の疲労です。

競争意識は男性社会特有のものでした。

しかし今は女性もレースの一員です。

もともと女性の精神性は競争するようには生まれついていません。

自己顕示が強く承認欲求が増して

他人の目を気にして内心ドキドキしていると、

動物の弱肉強食の世界と同じです。

ですから神経はすり減り心身ともに辛くなってしまうのです。

このような心を荒廃させる原因に気づいて

ご自身のメンタルヘルスを意識している人はまだまだ少数です。

日常の中でメンタルヘルスの実践となるとハードルが高くなり、

一人ではなかなかむずかしいでしょう。

そうした中で正しい知識を吸収して自己判断を見直すこと。

月に1回でも皆で集まってお互いに話し合ったり、

指導を受けたり皆で実践する機会があれば

健康に対する意識がどんどん高まっていきます。

日常の自分を見つめ直すきっかけになります。

同じ志しをもった仲間が集まって行うグループレッスンであれば

「悩んでいるのは自分一人ではないんだ」と気づき、

健康的な仲間意識は精神的にも大きな役割を果たします。

親しみを持って集まってお互いに話したり、

愚痴を言ったり相談したりする場所があることは大きな安心感につながります。



ぜひ能動的にヨーガを利用して下さい。

受け身の心でいると「行きたくないなぁ」と面倒臭くなります。

メインは自分の人生です。

ヨーガのレッスンがメインになるのではなく、

自分の心と身体・日常を良くするためのツールという視点からヨーガを活用してみて下さい。


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