シフトの時期にきた人が知らなければならないこと
ミッドナイトクライシスという「中年の危機」と言われる言葉があります。
いわゆる人生の転換期です。
これは年齢的なもので起こるというよりも意識が転換するために起こります。
その時期に達したから自然と起こる人もいれば、大病や人生で大きな損失を経験したことをきっかけに故意で意識を転換させる人もいます。
自然に起きた人にも故意に起こす人も、この瀬戸際にきたら知るべきことがあります。
それは、自分を知ることです。
その鍵となるのが、心です。
昨日のブログから続くテーマ「シフト」は、今ある意識が一段上に転換していくことを指します。
この転換期に入ったら、心を知らずにいることから生じる特有の苦悩があるので知っておくと良いでしょう。
生き方に大きく悩むようになる、ということです。
そして、自分のなかにネガティブな自分と、その反対の自分であろうともがく自分が混在して混乱します。
この段階にいる多くの人がとるであろう解決法は、本から生き方を探ろうとすることです。
あるいは、法話を聴いたり良い話を聴いたりします。
それによって価値観が転換すればいいのです。
しかし、話を聴くだけではなく心も体も同じように転換していかなければ、いくら良い話を聴いても変わりません。
話は心で聴くからです。
心も転換させていなければ価値観は以前のままです。
やってもやっても変わらない自分を知るばかりで二重の苦しみをつくってしまいます。
何度もお伝えしますが、転換期の生きづらさを解決する対策は、心を知ることです。
ヨーガの最終段階のテーマも、心です。
ヨーガは何千万年前からただ一つ、人類が魂とつながるという目標に向かって続けられてきました。
時代の先端にいる私たちのヨーガのテーマは、心です。
心というものを知り、その心を手中におさめ扱える自分にならなければなりません。
そうすることで、肉体人間の意識から魂とつながった霊的人間の意識にシフトを果たします。
このシフトの瀬戸際がいちばん苦しい。
肉体意識と魂の意識、この相反するものどうしを接続していこうとすると反発が起きるからです。
シフトする前の人生なら心のことを知らなくても生きていけます。
心につき動かされ、そのことに気づかず生きる段階だからです。
しかし、シフトする段階にきたら、心と同期していた自分の意識を切り離さなければなりません。
意識は魂の段階に向かっているのに、一向に心と体につき動かされたままだと葛藤が生じます。
これは、心身ともに疲弊します。
これこそが老けていく理由です。
宇宙の法則に沿って自分をシフさせていけば、いつも生命エネルギーに満ち溢れているから若々しくいられます。
このブログのタイトルを「魅力のヨーガ」としたのも、人類がヨーガの最終段階に到達する寸前にいるからです。
ヨーガのゴールは魂の力で生きる自分になることです。
魂の力が脳にまで及ぶようになると、内側からにじみ出るような聖なる魅力が体中から発揮されます。
目はキラキラ輝きエネルギッシュで情熱にあふれ、内側から美と魅力をにじみ出させるようになるのです。
最終段階のシフトを迎えたら、この魅力をあなたから発揮することに向かって必要なことを行ってください。
もう一度言います。
まず、心を知ることです。