顔を使って性格を変える

昨夜の天気予報では今日も雨の予報でしたが、穏やかに晴れましたね。

部屋の位置替えをして、窓ぎわに机を移動させました。

窓から入ってくる風がパソコンに向かう私の胸と顔をスゥ〜ッと柔らかく通り抜けていきます。

机よりほんの少しだけ高い窓台にピッタリ付けて置いたら、猫がのぼってきました。

机に向かいながら、窓台から外を見ている猫の横顔を見て癒されています。



さて、今日のブログのタイトル、なんだか美容家のようになってしまいました。

顔は、「表情筋」と言われるように感情がダイレクトに現われるところですね。

そして、同じ感情を繰り返すたび同じ表情筋を使います。

すると習慣になって、やがて固定されてしまいますね。

こうして自動的な反応がつくられていきます。

ですから、「なかなか性格が変わらない」というお悩みも、顔の筋肉にその性格が固定されてしまっているから、なんて考えたことありますか?








心が生み出した考えや感情は他の人には見えません。

ですから、骨の位置を変えたり筋肉をキュッと縮めたり、グっと硬めたりすることで表現しています。

ただし、です。

これを無意識にしてはなりませんよ!という注意をヨガは人類に促し、身体のコントロールと、感情を意識して扱うことを教えたのです。

昨日のブログに、人類がヨーガでどのように進化してきたか簡単にご説明しましたが、過去の人たちは自分の身体と感情を意識的に動かすことを身につけました。

そうすることで、身体や感情の自動化から解放されて自由を獲得したのです。



しかし、現代人の私たちは、それでもまだ生きづらいと感じる時があります。なぜでしょうか?

何か自分じゃないような、生きづらさみたいな感覚を抱くことはありませんか?



「心と身体はつながっている」とはいえ、肩から下しか身体として認識されていない傾向があります。顔も身体として見てみるとどうでしょうか。

顔ほどわかりやすく心の状態が現れるところはないのでは⁈

だったら、身体を意識するだけではなくもう一つ、顔も意識して動かさなければなりませんね!




自分の顔を観察していると勝手に動く筋肉があることに驚きます。

身体にも勝手に動く筋肉のしわざがありますよ。例えば、猫背やイカリ肩など悪い姿勢です。

私たちの意志に反して自動的に動く筋肉は、これまでの生き方の中で学習され自動化された筋肉です。


猫背やイカリ肩が習慣になってしまうように、表情筋も癖になります。

ですから、猫背やイカリ肩の癖を修正して心が楽になっていくように、

自動化された顔の筋肉を意識して動かせるようになることで、「身体や感情の制限から解放されて自由を獲得した」のと同じように、過去の性格から解放されて新しい自分を形成することができるのです。



今日ここにご説明したアイデアは、当方の個人指導の一部です。

カウンセリングでは、お話を傾聴するだけではなく、ご本人もお気づきにならない細部を拝察しています。

顔はとても繊細なパーツで、あやつり人形のように脳とつながっているため顔の筋肉を変える時は全身を整えてから、バランスを考えていきます。


顔の癖を変えていく時は、自分自身を全体的にみてデザインしていきましょう。

どういうことかというと、30代の時、今の私と同じ年齢の女性の例からご説明します。

ある日、顔と胸の整形手術をされたのですが、そこだけが妙〜に若々しく他の身体は年齢そのもの。見ているこちらがアンバランスな感覚になった記憶にあります。

現代は簡単に整形できますが、生き方や性格、成長レベル、人間としての成熟度など全体のバランスを考えてデザインした方が、仕上がりが素敵です。

私は整形手術はできませんが、顔立ちを変えるのではなく、心が現われる「顔つき」を変えるお手伝いしています。

心と身体はつながっている、この真理を最大限に活用すれば、私たちは自分の過去の制限を越えて新しくなっていくことができますよ。


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