第二の人生にそなえたい魂の視点

世界中でヨーガがブームになったのは、マドンナがやっていたから?

ではなく、地球人全体の成長がヨーガの目標の頂点に近づいてきたからなのだそうです。

そして、私たち現代人はその頂点を極めなければならない人類です。

人類の進化とともに歩んできたヨーガ。

今日までの人間の発達に様々な役割を果たしてきました。







はじめに人類は、ハタ・ヨーガを通して身体を意識的に扱うことを身につけました。

内臓の意義や目的、扱い方を学んで、意識的に行動したり話したりといった、私たちが当たり前に日常でしている行動を身につけたのです。



次第に身体の扱い方が進歩して、肉体一辺倒だった状態に感情的な覚醒が起こり、感情を意識的に扱えるようになりました。

こうして人間社会に演劇が生まれたのだそうです。

この進歩によって人間は、神秘的な気持ちを抱くようになり、宗教心の土台が構築されました。




「原始人」という言葉から猿人のイメージがわいてきませんか?

原始の人間はほとんど動物と変わらなかったと言われます。

その人間が、ハタ・ヨガで自分の身体をコントロールして扱うことを覚え、次に感情を扱うことを覚え、漸進的に進歩をとげたことで今の私たちがあります。

その進歩の努力を引き継いで、21世紀の人類がヨガで果たす課題とはいったい何でしょうか。



意識的な肉体の扱い方を学んで、感情も意識的に扱えるようになった、その次は何を意識的に扱えるようになる?

心です。

魂の道具として心を扱えるようになること。

これが、進化を引き継いでいく私たち現代人の課題です。




この課題は、ラージャ・ヨーガというヨーガの科学によって達成することができます。

ですからヨーガは、私たち人間の成長にずっと伴走してくれているのです。



       



ラージャ・ヨーガは、この目標を果たすための法則です。

この科学を私たちが実際にやってみることで、目標に最適な脳が覚醒されます。

あなたの魂がもたらすアイデアを、あなた自身が理解できる脳に進歩させるのです。

魂はそれを待ち望んでいます。



私たちの脳といえば何に使われているでしょうか。

日常生活で接している情報を思い出してみて下さい。

テレビやネットから入ってくる情報、日常生活がメインだと思います。

このように、働く範囲を限定されている脳は、魂のアイデアを理解するための情報処理能力が未開発なため、脳を覚醒させるラージャ・ヨーガの科学が必要なのです。

現代においてもまだハタ・ヨーガの勢いはあり、情緒的なバクティ・ヨーガも健在ですが、成長過程から見たら、これは退行していることにもなるのだとか、、、



このブログを書いている私は、現在52歳ですが、もし私が10代や20代前半だったら、やはり入りやすいハタ・ヨーガから始めたでしょう。

若さもあって身体に関することがメインになります。

それから次に、感情を成長させるためバクティ・ヨーガと、一つずつ進むことも可能です。

しかし、別の道もありますよ。

ファーストクラスで飛行機に乗って、エコノミーもビジネスも全てのクラスを体験する道もあります。



「ラージャ」は、サンスクリット語で「王者」という意味です。

王者という名前がついている意味は、他に比べようのないハイクラスでハイリターンのヨガということになります。

大は小を兼ねるのとおり、ハイクラスのものは、ハタ・ヨーガもバクティ・ヨーガの結果も包含しています。

ですから、合理的で時短、そして最も質の高い結果をもたらしてくれるということなのです。



現代人のヨガにおける課題は、脳を覚醒させ、魂がもたらす知識を現実のものにする知的能力を開花して、魂の特質で生きる人間の姿です。

魂の特質は、愛、平安、知性、グループ意識です。

魂の特質が人格を通して現れるようになると、安定と活力の両方を持って生きていけるようになります。

魂の視点になるので、既存の価値観や考えが根底から覆されるような革新的なイノベーションがもたらされます。

自分に起きた問題に向き合う時も、子供の悩みを見ている母親のような意識で向き合うことができるようになるのです。

これから人生を通して、手放すレッスンが死ぬまで続く第二の人生を生きる私たちに必要な意識ではないでしょうか。




大人の方がこれからヨガを行う際は、ご自身が行うヨーガの中身を調べ、吟味して取り組んでいかれることをお勧めします。

首もとに一粒つけるパールで表情が引き立つように、その一粒の輝きをよく選んでいくと見栄えが変わります。

それと同じように、それぞれのヨーガにはその特徴に応じた身体の状態や心のあり方、精神性が形成されていくからです。



「ヨーガのことよく知らないけど、どうやって選んだらいいの?」という場合は、一般的に言われているお教室の選び方を参考にしてみてはいかがでしょうか。


先生の生き方や、その先生に習っている受講生のあり方、立ち居振る舞いなどをご覧になると、そのヨーガがどのような結果を自分にもたらすか、ヨーガを知らない方でもイメージすることができると思います。



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