道における分かち合い
学生から社会人としての成長を経て、人の成長はどんどん内面へ向かいます。
やがて心の成長の道に入り、精神的へ、霊的進化の道へ。
どの成長の道においてもある共通のルールがあります。
それは、自分が知って良かったこと、実際にやってみて自分が良くなったこと、学んだ知恵を、まだ知らずに困っている人に分けてあげることなのです。
これが今の自分を超えていく変化を起こす大きな鍵になるのですが、ほとんどの人が無視します。
その代わり今の自分にはできない大きな目標を抱いたり、大きなことには着眼するのです。
成長は、小さなことを全力でやってみれたとき今より一段上に成長します。
今の自分にはできないものにほど着眼する。
しかし、それをやろうとしてもそれをやる力が育ってないから結果は出ない。
このことを頑迷と言います。
これは、精神的な成長の道にはつきものです。
この道にはまらないよう「あなたが知ったこと、理解したこと、してもらって良かったことは人にも教えてあげてね」とお伝えします。
これは、精神世界の物事に限ったことではありません。
私は、自分が行って良くなった美容院やフットケア、メガネ屋さん、ハーブやお化粧品、ヨガウェアなど良いものはすべて周りの人に教えてあげます。
もちろん、師から教わったこともです。
肌が綺麗ですねと言われた女優さんが「私、何もしてないんです」と隠すことはありません。
なぜなら、こんなに自分が良くなったこと、使ってみたり行ってみたりして自分が良くなったこと、教えてもらって迷いが晴れたことを、自分の中で止めておくことほどケチはないと思うのです。
私に教えてもらったことを機に使ってみたり行ってみたりしたら、その人自身も来てもらった人も使ってもらった人たちも双方が豊かになります。
こうして豊かさというものを循環させていかないと自分一人はおろか周りも良くなることは遠のくばかりではないかな。
この世は、自分さえ良ければいい、自分の家族さえ良ければいいという我を持ったまま成長できないようになっているのです。
そんなことを考えていたら、斎藤一人さんの福井県で行われた講演会の録画がYouTubeから流れてきました。
聴かせていただくと、まさにこのことと同じことを斎藤一人さんらしくおもしろ可笑しくお話されているのです。
内容は真理ですが、そう思わせない、でも核心をついているのです。
なぜ、知恵は自分で止めておかず人に分け与えなければならないか。
それは、知恵の道のルールだからです。
もし、あなたがヨーガをやっても、瞑想しても、知恵を学んでも、精神世界を探求しても、迷っている自分、人間関係の悩み、健康の悩み、仕事の悩みから抜け出せないなら、自分がこれまで吸収したことの全てをアウトプットしてください。
10年続けていたら10年分を、昨日始めたばかりならその小さな経験でもいいのです。
そうして与えてもらう一方ではなく自分も人に智恵という幸せを分け与える側になって得を積みながら進んでいくものなのです。
進めないことはないのです。
進めないとしたら自分で抱えこんでいるその重さが足かせになっているのですよ。
このルールを自分に当てはめられるようになったとき、わらしべ長者の道になりますよ。
斎藤一人さんの動画、よろしければ聴いてみてください。
これは、道のお話です。