ヨーガを始めて半年たって気がついたこと、変わったこと
当教室の特徴は、「遠方から生徒さんが集う教室」です。
昨年より地元の方にもご利用いただけるようになりましたが、コロナ禍以前は飛行機や新幹線を利用していらっしゃる方々ばかりでした。
JR沿線ではない当教室は、関東近郊の方でも片道1時間半〜2時間かかります。
かつての私も、遠路はるばる先生のもとへ通っておりましたので、片道2時間のお気持ちはよくわかります。
だからこそ、1回のレッスンや講座を実りあるものにしてほしいと心から思います。
通うその時間さえも、単なる移動ではなく「実践」になるように!
さて、都内から1時間半かけてヨーガのグループレッスンに毎週通われる女性の生徒さんがいらっしゃいます。
当教室を利用され半年経過した今、ご自身にどのような変化が起きているか、まとめてくれました。
どのような変化を体験されたのでしょう?
・これまで、「いかに無意識な反応、無意識な言動をしてきたか」、「いかに感情に振り回されてきたか」ということに気がついた。
・姿勢を正すと、自分を律するモードになることに気がついた。
・ゆっくり呼吸をすると、気持ちが落ち着くことに気がつき、ピンチのときは呼吸に意識を合わせるようになった。
・これまで苦しかったのは、自分中心に考えていたからで、他の人にどうぞと思って行動すると楽に生きられる「感触」が得られた。
・無駄な買い物をしなくなった。
・嫌なことがあるとお酒をたくさん飲んで気を紛らわせていたが、あるとき、お酒を飲みすぎて自分の意識を濁らせたくないと感じ、飲む量を減らすようになった。
・体重は減っていないが、周りの人たちから「やせた」「首が伸びた」と言われる機会が増えた。
・以前より、自分の姿勢を正そうとしたり、自分の言動に意識的を向けるようになった。
・客観視を持とうという意識を実生活に取り入れようと努力するようになり、感情にのまれていると気づくようになった。
・朝の通勤電車でゆっくり呼吸し、感謝の気持ちを自分や世の中に向けると落ち着いた平和な気分になって気持ちがよいので、そのような習慣を取り入れるようになった。
ある日の帰り際、生徒さんが「先生の「覚醒のヨーガ」をもう7回読みました」と言われました。読むたびに解釈が変わり、理解が深まってくるとおっしゃったことを覚えています。
精神世界の学びは、高度な知識を学んだ方が成長するのではないかと一般に思われていますが、それは逆です。
闇雲に次から次へ、アレもコレも、無秩序な手の出し方は迷う結果になります。
精神世界の学び方は、一つの知識を通して「その知識に集中する」「それについて考える」「それを理解する」「それを噛み砕く」「それを自分の言葉で理解する」という訓練をしながら学んでいきます。
ですからもし、ある知識を学んだのに理解できていないことを自覚したら、それを投げて別の知識に手を出すのではありません。
もう一度はじめから学ぶのです。
そして、精神世界の知識を理解する心も同時に開発していくように学んでいきます。
その心がないうちに学び始めても、子どもに大人の本を読ませるような結果にしかならないからです。
当方の精神世界ゼミに入門コースを設定している理由はこの点にあります。
精神世界の知識を主観的に理解できるようになると、内省の力が目覚めてます。
これまでの自分がみえてくるようになるのです。ですから、自分を変えようと本気で思えるようになります。
その本気度が、週1回都内から教室に通ってこられる意志の強さに反映されているのでしょう。
かつての私が、時間や距離などの物理的障害をものともせず進んでいったように。