内側の成長のバロメーター「言葉」
「自分の内側」「内面の自分」
漠然と捉えどころのない、けれども自分を指す一部があります。
それがどこなのか具体的にわかっていなくても、誰もが何となく感覚的に理解しています。
この手にとるように実感できない部分を育てる分野が「精神世界」
その知識と実践法、実際の取り組みのことを「ヨーガ」と言います。
では、鏡を見てわかるように実感できないその部分の成長を、どのように計り知ることができるでしょうか?
それは、自分から発する「言葉」です。
メールの文章、対話の言葉づかい、自分の知っていることを説明するとき、自分の気持ちを伝えるとき、感覚的にわかっていることを具体的な言葉にするとき。
これらに「自分の内面」が現れます。
言葉は、霊的に進化していく過程で発達させていかなければならない条件です。
そのため精神世界ゼミ入門コースでは、講師が一方的に話すセミナー形式ではなく、参加者に話す機会が提供されるゼミ形式を採用しています。
ヨーガレッスンでは実践することのできない「対話」「講師からの質問に対する応答」「思考を使って考える」「理解する」
このような心のトレーニングに取り組みます。
日ごろ何となく意識せず発している言葉を、意識的に自分から発する。
これは、あえて自分にそのトレーニングを与えないと実践できません。
家族や友達、パートナーとの会話にあるように、人は慣れ親しめば親しむほど「アウンの呼吸」になってしまうからです。
言葉は、単にベラベラと話せればいいというものでもありません。
言葉を発するときの姿勢、表情、呼吸、間の取り方。
そして何より重要なことは、言葉を発する自分、自分の話す言葉を客観的に観ていられるかどうかです。
話すことが苦手、言葉をうまく発することができない、相手に伝わるように話すことができない。
話すことが苦手だと自覚されている方は、ぜひ、「言葉」に取り組んでください。
「言葉」を使えるかどうかは、今の自分を超えていくかどうかの分岐点です。
言葉は、内面の状態、精神的成長のバロメーターです。