体の声は心の耳で聴く

 「体の声を聴く」という言葉がありますが、実際はどういうことだろうと思いませんか?

「体の声」という抽象的な表現は、実は心のことを指しています。

体に現れた心の状態を、第六感という感覚を通して体から気づいていくことです。

第六感を通して気づくことで初めて、ふだん気づいていなかった例えば痛みの芯の原因、イライラの真の理由に気づくことができます。

この気づきによって悪い習慣を初めて断つことができるようになります。

「わかっているけどやめられない」のは深いところで気づいていないからです。

人は真に気づくことができると、つまり悪い習慣に突き動かされていることから覚醒すると、それを断とうとする意志の力が発動します。

この力が自分の中で活性化することによって、誤ったストレス解消法や悪習慣、ネガティブな考えを実際に手放していけるようになるのです。

痛みのコントロールやアンガーマネジメント、イライラや不安などの負の感情をコントロールすることが実際にできるようになります。

ここまでは理解できますが、問題はどうやったらできるようになるか、です。

その前に、なぜ自分の悪習慣に気づけないのか、あるいは気づいてもやめられないのか、このことについて考えてみましょう。

ふだん日常生活では五感を通して物事を知覚しています。

このセンサーは、習慣を繰り返すために物事を知覚するセンサーとして機能しています。

赤信号を見たら、止まる。

あれを見たら、食べたくなる、というように。

ですから、自分のセンサーが五感しか機能していないとすると、生き方が習慣の繰り返し、ルーティンワークになってしまうのです。

この状態が続き、新しい価値観に更新されないと「生きづらさ」と言われる体感になります。

それがやがて体の不調や精神的な苦しみという形に発展していきます。

さて、この悪循環から覚醒していくためには、第六感を働かせて気づくことが必要だということがわかりました。

第六感を働かせるには、ふだんフル稼働している五感の働きを鎮めることが先決です。

「覚醒のヨーガ」をお持ちの方は、第6章のレッスン1を行ってください。

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自分の行動や思考、生き方に対する気づきを得ていけるようになるための第六感を養うことができます。

今の自分の状態を超えたい、克服したい何かがある場合、まず五感を鎮め、心を落ち着かせ、第六感でご自身のカラダの声を聴いて差し上げてください。

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