私たち大人は、学校で心の扱い方を教えてもらわなかったばかりに、雑念と感情の浮き沈みに悩まされるようになってしまいました。

本当は、これらを「俯瞰して観ることができる意識」を養ってこなければならなかったのですが、私たちの親さえも知らずに生きてきたのです。

思考と感情に突き動かされている状態が今の大人の姿です。

感情に突き動かされるがままに子どもに激怒しているお母さん。思考がエスカレートして理屈で子どもを責めたてるお父さん。

思考と感情は完全にコントロールして扱わなければならないものです。この生き方の基本を、柔軟な子供の時期に少しずつ教えてあげましょう。


子どもは「感じる」「客観的に自分をみる」この言葉を自分に置きかえてまだ理解できません。ですから、言葉を使わないで、自分のことを客観的に感じるよう指示を出します。

例えば、足首を回す動きを通してこんな体感トレーニンングをしました。

片手で足首をつかみ、もう片方の手でつま先を握って足首をゆっくり回します。

「足首は、どんなふうになってる?」と言いながら、感じている様子を先に見せます。

それから自分も感じてもらい、その体感を相手にわかるように言葉にしてもらいます。

なぜ、そのように感じるのか?それを感じると、どういう気持ちになるのか?

一つひとつの気づきを言語化していくトレーニングを続けます。

簡単なようですが、実際やっていただくと大人でもなかなかできません。

このトレーニングは、内面に意識を向け続けなければならないため、かなり集中力がつきます。

体感を言語化するトレーニングで感性が高まり、脳も活性化されます。

子どものヨーガ個人指導をご利用中のお母さまから、嬉しいお便りをいただきました。

娘が大人になったとき、人生の支えになる大切なことを体験を通して学ばせていただいてることに感謝してもしきれません。
贅沢なことだと夫も感謝しております。
私自身も、本物のヨーガを娘と一緒にスタートから学ばせていただいていることに胸が熱くなりました。


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心は、子どものうちからきちんと育ててあげましょう。

将来、親も子も苦しまないですむように。


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