レムリア時代からの大計画、人類のマインドのネットワーク

2020年もカントダウンに入りました。

クリスマスケーキとお正月の宣伝が同時に並ぶ時期ですね。

時は今日までコロナ一色で、現在はアメリカ大統領選という緊迫した直中で、そんな光景にホッとしたりしています。


おかげ様で先月末からヨーガ・スートラがスタートしました。

受講者の皆さま、本当にお疲れ様でした。

今この状況でヨーガ・スートラを共に紐解けることに感謝します。

個人的にも社会的にも、人類レベルでも変容を余儀なく迫られる時代の過渡期だからこそ、学んで理解するたびヨーガ・スートラの必要性を実感していただけるはずです。

自らの進化を図ることに意識的になっている人々がきっとたくさん出現していると思います。

しかし、これまでと違う衝動のため、この欲求をどう理解したらよいのか、何処でどう対処できるのか、このエネルギーを満たしてくれるものは何なのかと日夜模索していらっしゃると思います。

そんなあなたに、ヨーガ・スートラを語りたいと思っています。この広い宇宙で私たちが出会えますように。



意識の領域を拡大していく時は、飛行機が上空へ向けて上昇していくような圧力と衝撃を肉体にも感情的にも、精神的にも伴います。

集中や瞑想を始めると頭の声がとたんに強くなったり、見たくない自分の嫌な顔がたくさん出てきませんか。

しかし、この混乱は万人共通、避けて通れません。

そして、このプロセスを知らないから混乱します。

注射はチクっとした痛みを伴いますよね。

すでにこのことを知っているから、針は痛いものだと知っているから、身構えできていませんか?

それは、慌てる必要はないことを注射に関する知識があることで、どうすればいいか理解できているからです。

上空にいけば飛行は安定します。

そのことを知っているから、離陸から上昇していく際のあの衝撃を仕方なくでも受け入れられるのです。

この理屈がわかれば、苦しい低位の段階を早くクリアできるように、進化のメカニズムとプロセスを学び、科学的に意識を変容させていくことが結果的に早道になることを察してくださると思います。



上空というメンタル界にいくまで、アストラル界を通過するため機体は感情でガタガタ揺れて不安定になります。 

今意識を向けている対象からふり落とされないようにシートベルトを付けて集中を固定してください。

シートベルトは意志のことです。

肉体に障害が起きて離陸できない場合も、アストラル界の感情が手強くて途中で引き返す場合もあります。

肉体からアストラル界、そしてメンタル界にたどり着くまでの様々な障害をヨーガ・スートラから学んで知って、克服する手立てをとります。

感情と欲望のアストラル界は無知だと通過できない非常に手強い段階です。

脱落しなくて良いところで落ちて、またイチから始めるという無駄な時間を過ごさないように、同じところをグルグル回っているだけにならないように、必要な知識を身につけて賢く進んでください。





さて、なぜ今になって私はヨーガ・スートラの講座を開催しているのか?

ヨーガ・スートラそのものは以前から存在していましたし、ヨーガを基本にした当教室であればもっと早くから始めてもよかったはずです。

しかし、私自身は今がタイミングであり、これからあと5年がヨーガ・スートラのピークだと思っています。


人間の心の構造が変化しなければ、私たちはいつまでも基本的に同じ世界を、同じ悪を、同じ機能不全を繰り返し創造し続けるだろう。

こちらは、エックハルト・トール氏のニュー・アースの文章です。

人はとことん苦しむまで気づかないと言いますが、これは人間の楽観的な面の誤った方向性を説明していると思います。

そうだとしたら、とことん機能不全を自覚しないと人類は進化に向かって腰を上げないのでしょうか⁉︎

もし機能不全をすでに感じていたら、ヨーガ・スートラでマインドという器官の取り扱い方を学んで、機能不全から脱する手立てを取ってください。



エックハルト・トール氏は、

死ぬか、絶滅するか、進化の飛躍によって置かれた条件の限界を乗り越える。

と表現しています。

これは、精神的な面、人類がマインドを使えるレベルまで知的進化を果たせるかどうかを指していると考えます。

人類に運命づけられた地球的意識のさらに奥深い変化への土台を準備してきたのである。

人類が現在までどのように進化して、どんな土台を準備してきたのかヨーガを通して振り返ってみましょう。



ヨーガの歴史は5千年前と一般的に言われていますが、人間がまだ肉体をもたなかった(レムリア時代)数百万年前からヨーガはすでにあったとされています。

当時の人々がまだエーテル体だけだった頃、ヨーガの合一の科学を通してエーテル体と肉体を合体させたのです。

その時のヨーガが、ご存知のハタ・ヨーガです。

その頃は、まだ今のような人間ではなくほぼ動物だったと言われています。

そこに、感情体(アストラル体)を統合して感情や欲求を表現できるようになったことで、今の私たちにグッと近い存在に進化しました。

その時のヨーガが、バクティ・ヨーガです。

このように人間は、その時代を生きるために必要な合一を達成するためのヨーガを通して進化を果たしてきました。

私たちが感極まった時に胸を押さえながら「ハート」と認識するような感情が芽生えたのも、昔の人々がヨーガで感情体と肉体を統合した結果です。

人間より大きな存在に対する畏敬の念や献身、委ねるという気質が備わったのです。


いつの時代も進化は時代の最先端にいる人間が引き継いでいかなければなりません。

過去の人々がつないできた進化を現在の私たちが受け継ぎ、新たなものを統合させることでさらなる進化を果たせます。

では、私たちは過去の業績に何を積み重ねていくのでしょうか?


その示唆となるものが、ケン・ウィルバー氏の著書「インテグラル理論」です。

この本が様々な言語に翻訳されたことにより、多くの人々に「統合的成長」というモデルが意識されるようになりました。

その結果、アンテナの高い人々が「統合的なアプローチとはどのようなものか」と手がかりを探し、統合的成長に対する動機を抱くところまで到達したのです。


進化は常に今現在ないもの、その不便さに気づくことから人々は探究し、目標を突き止め、実現しようと意志を抱くところから始まります。

ヨーガ・スートラの進化のメカニズムによると、統合を果たす自分自身をはっきりイメージ、意志しないと進化は促されないことが見えてきます。

放っておいても陽の光と時々の雨があれば花が咲くように、人間も進化の糸を辿ってはいますが、意識的に促進の働きかけをしなければ、気が遠くなるほどの時間を要する進化の道になると言われています。

ですから、意識的に進化を図っていけるように私たちの意識に何らかの刺激が外から加わるのです。


ヨーガ・スートラを学ぶと、進化の計画は人間の想像が及ばないほどの時間と壮大な計画があり、その中で私たち一人一人の進化が導かれていることがわかるようになります。

これはスピリチュアルに長けた人だから特別に導かれるということではありません。

自分にも作用しているその働きに気づいて応答するかどうかなのです。

陽が差して咲く花もあればツボミのまま開かないで死んでいく花もあるのと同じです。

エックハルト氏の言葉を引用させていただくとするなら、

人類はいま、進化するか死滅するかという重大な選択を迫られている。

ですからヨーガ・スートラが必要なのです。

現代の人類の進化のために、マインドと脳を魂の翻訳機として使いこなせるように教えています。

ヨーガ・スートラが、私たちに必要な意識の変容のペースメーカーになっていることが自分自身の意識の変容を通して気づくでしょう。

レムリア時代から続いてきた人間の成長と進化への想いを、今また私たちが果たすことで次の人類へつなげていきましょう。


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