分裂から統合へ

今朝、夢から目覚めました。

タヒチへの航空券をプレゼントされるのですが、夢だとわかって見ている不思議な感覚でした。

南の島で生きることを夢見てた頃があったなぁと思い出しました。

どうして人は現実にないところから様々な理想を描けるのかと考えると、そうした記憶が心の奥にあるからなのかもしれません、ね。



でも、意識が拡大してくると脳裏に自動的に描かれる理想や想像に（それらには良し悪しありますが）大袈裟に反応しなくなります。

前なら（２０代）浮かんできても客観的に気づけることもなく浮かぶままに思い考え、行動していました。

それがすべての問題の根源だったとは知らずにいたことは、なんとも無防備な生き方をしていたのだろうと思います。

２０代の頃は派手に生きていたぶん敵も多かったと思います。

自分の心が現実をそうさせていたのだと今はわかりますが、当時は知る由もなく、自分の心について悩むことも身体を休めることもしませんでした。

でも、問題が多かったのは確かです、心にも身体にも。



そんな私が「協調」「調和」「平和」という言葉に意識が向くようになったのは、心理学を学んでヨーガを始めるようになってからです。

心理学は私にとってヨーガに出会うための準備でした。

これまでの我がまま放題の生き方を省みることをさせていただけたと思っています。



そうして自分が変わりはじめると、もっと本質的に自分自身を再生していくものはないかと考えるようになりました。

それが私にとってはヨーガだったのですが、実践することで意識が拡大してくると、いかに自分自身が問題の発端だったか見えてくるようになったのです。

これがわかったおかげで生きることの苦しさの半分以上がとれました。

なぜなら、他人や環境のせいにする理由が見当たらなくなってしまったからです。



自分に原因があることがわかるのはショックでしたが、もう自分を立て直すしか道はないと覚悟できるようになりました。

私がヨーガに夢中になっているのはこのためです。

自分が病気だとわかったら病について知るために本を読んだり、治療法を探したり、治療に一生懸命になると思います。それと全く同じです。



分裂していた自分を統合に向け始めると、まだ過程でありながらも色々な変化が出始めます。

分裂の状態を維持するために費やされていたマイナスのエネルギーは、統合のために使われるようになってプラスのエネルギーに変わります。

すると外見も内面も変化しはじめ、物事の認識も感じ方も変わり、視野が拡大して価値観までもが変わっていきます。

問題に思っていた悩みがそうではなくなり、なぜこんなに小さなことに悩んでいたのか、不安になって怯えていたのかと、萎縮した自分が見えてくるのです。



意識が拡大するたび自分の認識も変わっていくため行動がどんどん変わっていきます。

自分のことより困っている状況や助けを求めているところにアンテナが向かうようになっていきます。

それがわずかであっても統合のプロセスがもたらす大きな喜びは、生まれ変わっていく自分を感じられるようになることです。

過去に感謝できるようになります。

自分の外見と内面の両方を通して変化を実感できるのが、統合の影響力の凄さです。

これは、自分が分裂していたからこそ統合とのレベルの違いを測り知ることができるのです。



私はよく「謙虚」という言葉をブログでも書きますが、嫌味に見える時もあるかもしれません。

でも、本心です。

統合が進むと良いエネルギーが循環して、心も身体も健康的になり自信もついてきますが、拡大していく一方ではなく（これはアンバランス）、落ち着きも備えてバランスをとっていくのが統合の素晴らしいところです。

謙虚というのは他より自分を小さくして謙遜するのではなく、今まで知らなかった世界や恩恵が見えてくることで、その力に圧倒されて謙虚になるのです。



統合のプロセスをスタートすることが、たとえ統合の途中であってもどれほど素晴らしいことか、自分が変わり、人生が豊かになっていくか。

このことを話から聞くだけではなく実際に体験してほしくて、このようなお話や実際の方法をお伝えし続けもう２０年を越してしまいました。

統合について詳しく知りたい方は、今月から始まる講座「魂の光」で知ることができます。実践を始めたい方へは、ヨーガクラスをご用意しております。



さて、統合の旅の道中の方から、「自分でも外見、内面のどちらも今年が始まったときから比べるとだいぶ変わったと自覚しています」とこんな嬉しいお便りが届きました。

そして、「Change We Can! ですね」と・・・😊



もし、少しでもご興味をもたれましたら、統合の実践をスタートしてみてください。