現代人のためのヨーガ・スートラ

今朝からヨーガ・スートラの研究に入っています。

よし、今日はヨーガ・スートラを研究しよう!と意図して行うというよりも、導かれるように本を開き、そのまま時間が経過するという感じです。

あっという間に正午になってしまいました。



経典の研究に入ると集中力が高まり、3〜4時間がほんの10分程度に感じます。

本を閉じて視線を周りに向けると、どこか別の次元にいっていたかのような感覚になります。

どうやって戻ってくるかというと、ネコたちが眠りから覚めて私のもとに寄ってくることで(チュールの催促)、あぁもう正午かと気づく始末です。


ヨーガ・スートラの注釈書は数多く出ていますが、そのほとんどは男性の意訳です。その中で珍しく女性の本があります。今日は、こちらを手にしておりました。

現代に近い方なので、感覚も現代人の私たち寄りだと思われます。ヨーガ・スートラという題名ではなく「魂の光」となっています。ぜひ、アマゾンで検索してみてください。

魂の光 アリス・ベイリー著



さて、リラックス・ヨガやゆっくりした動きのヨガ、動作の伴わないマインドフルネスなどは、眠くなったりボ〜ッとしたりする人が多いようです。

この場合注意しておくとよい点が、以下のスートラから理解できます。

よろしければ参考にしてみてください。

このスートラにより、内的なワークには客観視の意識が必要な理由が見えてくるのではないかと思います。








マインドの主つまり知覚者は、結果を生み出す原因である絶えず活動するマインド・スタッフに常に気づいている。魂の光4−18 P397



 このスートラには、効果的かつ安全な瞑想を行うための鍵になる言葉が記されている。

瞑想するのは魂つまりエゴである。魂の瞑想は積極的な活動であり、消極的な状態ではない。瞑想の名のもとに行われている行為の多くは危険で無益なものである。

なぜなら、統御しようとしているのが物質界の人間であり、彼の努力は脳を静めることに集中しているからである。彼は脳細胞を静めようと努め、それを消極的で無活動な受け身の状態にしようとする。

しかしながら、真の瞑想は魂とマインドに関係するものである。脳の受容性はより高位の状態に対する自動的な反応である。したがって、ラージャ・ヨガにおいては、真の人間つまりエゴとの接触、そして「思考原理の変異を静める」能力が、あらゆる脳の活動や反応よりも前に起こらなければならないのである。

〜割愛

合一を志す熱誠家がすべきことは、マインド・スタッフ(内的心理器官*当方注釈)を徐々にますます低位の波動から高位の衝動のもとへともたらし、最終的には高位のものへの反応を安定した状態にし、低位人間の波動的な活動を衰えさせて、消滅することである。


ヨーガは、自分自身の意識の進化の段階に応じてしか理解できないようになっています。

ですからもちろん私自身も「ヨーガをわかっている」とは断言できません。

意識が進化することで見えてくるとしたら、見えてくればくるほどそれは逆に、自分が知らなかったことが見えてくるので、本当に精神世界には頭が下がります。




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