満月の願い事はもうしないけれど

初夏を迎えました。

5月の後半に暖房が活躍した今年の夏の衣装換えは、今朝すませました。

大きなビニール袋がヨガウェアや小物でいっぱいになりました。










30歳になる2ヶ月ほど前にも同じことをしていたなぁ・・・と思い出しました。

10年続けたエアロビクスのインストラクターに終止符を打ち、レオタードやカセット(当時は)、 本などの道具を断捨離して何も残さずフランスへ旅立ちました。

あの頃の写真を1枚くらい残しておけばよかった、なんて思うことも時々あったり。



モノを残しておくより、自分の精神に刻まれていれば未練はありません。

自分の血肉になっていれば言葉になって出てきます。

だから、捨てたことにはならないのです。

それを世間では、「経験がモノを言う」と言うのでしょうか。



やる時はやる、やめる時はやめる。

新しい世界へ行く時は過去の栄光は振りかざさない。

何も知らない赤子のように新しい世界へ旅立とう。

そこには昨日までの私じゃない新しい自分がいるのだから。



10年周期で訪れる人生のシフト。

50代のシフトがこんな形でやってくるとは。

これまでのものを別の形に創造していく工程を終え、

満を持して満月の今日ゴールにたどり着いたような気持ちでいます。

あぁ、軽くなった。

新しい世界はゴールから始まっていきます。



抱えてきたものを手放すことを恐れず、無くなることを怖がらず、無い時はないなりの道を行けばいい。

なくなってももがかないで、耐える心を使って過ごしていきます。

そうすれば、人は年齢に関係なく再生していけることを、シフトの体験を何度か重ねて学びました。



自分の方から形あるものを崩し、白紙にして新しく始めることは勇気がいるけれど、宇宙の方からやってきた流れには逆らえません。

創造ー維持ー破壊、この周期があるのだから。

この周期の意味を知り、今どのプロセスなのか見極める力があれば何も恐れることはない。



自分も自然の一部という自覚に真に目覚めていれば、流れていく力に逆らわず一度は流されます。

これも「委ねる」ということなのだから大自然は手強い。

でも、自分も自然の一部なのだから大自然に委ねていれば力を差し出してくれます。

直観を通して指針という形で差し出してくれます。

それを形あるものにしていくのが人間の仕事。

智慧を人間が豊かになるような形にしていくのが人間のダルマ(義務)。







「どうしてこうなったの?!」となっていかないように、自分を俯瞰してみる技術を限りなく向上させていく努力が必要です。

取り乱してしまうと、知性を働かせられなくなるからです。

落ち着いてリラックスするのは、人間よりもっと大きな意図を読むため。

その意図に合わせて、新しい創造のための構想を思考を使って考えていきます。



こうして人間は、無から形あるものを生み出し、大自然の構想にそった新しい世界を創造していきます。

今この時期、世界レベルから個人レベルにまで一斉に任されているのだと思います。

新しい世界の創造のために。


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