50歳からの老いじたく人生後半戦のためのヨーガ




インドには人間の一生を4つの人生に分けた

アーシュラマ(四住期)という生き方の法則があります。

ですからヨーガも年齢に合わせてコーディネートしていくことが望ましいのです。 

なぜなら50代からの健康管理、人生のとらえ方、

心の整え方、学んでおくべきことは

それ以前の年代とは次元が異なってきます。 

人生のターニングポイントを通過し、

山を下っていく流れの中では

潔く手放していかなければならない境遇に接し、

諦念の心を養わざるを得ない機会が多々訪れます。


 年齢に関係なく健康であれば、

したいことを何でもできるかもしれません。

しかしアーシュラマに沿って人生を考えると、

歳を重ねれば重ねるほど肉体よりもむしろ

精神性を磨く方が重要になってきます。 

若い時は無我夢中の境地を体験します。

がむしゃらに頑張り失敗も経験します。

だからこそ年齢を重ねてそなわるものが内面の智慧なのです。 

精神性、知性、霊性の心、

いわゆるスピリチュアルな側面が引き出されてくるのは

まさに中高年からの年代です。


しかし現代人は生命の法則に逆らうかのように、

いつまでも若く頑張っていようとする、

若い時と同じ状態を保つことを勧める情報社会に

踊らされてはいないでしょうか?

 「もっと動けるようになりたい、

もっと食べられるようになりたい」という頭の考えとは逆な方へ

心も身体も変化しているかもしれないのです。 

この時身体の声を聞く耳を持たず、

我で押し通そうとすると身体に対する執着がとれず

最終的にはこの肉体を手放さなければならない時に

苦しむことになりかねないのです。

ですから心も身体も自然の変化に抗わず、

精神的年齢を引き上げていく重ね方ができるように、

運動のやり方ひとつとっても

身体を通して内側の知性と品格を目覚めさせ、

人格上に引き出す方法に変えていく必要があるのです。


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