心のリセット、瞑想
心というものは、
「落ち着こう落ち着こう」で落ち着く相手ではないんです。
それはまるでトイレを我慢している子供に、
「我慢しなさいっ」と無理強いしているようなもの。
だから心はその無理強いから逃れるために、
頭に全く関係ない考えや昨日の出来事などを思い出させて
「落ち着こう」としているあなたを邪魔してきたのです。
今は瞑想ブームですが、
殆どの人がこの体験止まりで瞑想を諦めてしまっているのではないでしょうか?
心には心が落ち着ける場所があるのです。
それはあなたの姿勢と呼吸です。
心の世界のお母さんである体温、鼓動、呼吸。
ここにあなたが意識を合わせている時
心はさらに落ち着きます。
瞑想という聖なる意識の体験は、
「それを体験するために瞑想しよう!」と挑むものではないのです。
あなたが意識のピントを神の力の現れである体温、鼓動、呼吸に合わせ、
姿勢と呼吸を整えて下さると意図せずとも心は自然に静まります。
瞑想は瞑想しようとしてなるものではなく、
静けさの先にある意識状態です。
その意識のヴェールは心が静まりさえすれば自然と開かれていきます。
あなたはただ姿勢を整えて座り、
体温、鼓動、呼吸を感じていればそれでいいのです。
私たちがすることはそれだけです。
瞑想体験するために何処かに行く必要はないのです。
盛んに咲いていた花が
時がたてば一枚一枚花びらをハラリと落とし、
そこには静けさ以外の何もなくなるかのように静けさはやってきます。
なぜならあなたの本質は、静けさだからです。