いつまでも続く幸福感で満たすヨーガ




今日は雨の日曜日。

主宰させて頂くヨーガ教室は、千葉県船橋市にありますが、

通って下さる方は地元の方ではなく都内在住の方々です。


私は、このヨーガの教室を聖地のように育てています。

目には見えない神聖な力に包まれ、自然と涙が出てくるようなパワースポットのような場所に。

だんだんとその力が増してきました。



浄化の力が強い場所です。

訪れる方々は、自然と涙を流されています。

この場所自体が、ヒーラーなのでしょう。

人間より強力です。



人は、心より高い何かに触れた時、理由もなく涙を流されます。

それは、エゴの頑なな力が緩み、気持ちが楽になるからなのでしょう。

この脱力は、病気の治療にも大いに役立ちます。





ヨーガは、あっちの木からこっちの木と飛び移るサルのごとく暴れまわる思考を鎮めてくれます。

ヨーガレッスンの始めは、関節をほぐしたりストレッチをして頂きます。

筋肉に残る心のコリがのばされて消えると、硬い体がどんどんほぐれていきます。

呼吸が深くなるのを感じる時がそうです。


自分でも気づいてない深いレベルで、生命エネルギーをさえぎっていた障害物がとりのぞかれ、プラーナが滞りなく体中をめるぐようになります。

心の視界がはっきりしてくることがありませんか?



その様子を、私は気配から感じとっています。

生徒様のお顔を拝見することは滅多にありません。

自由に泣いたり、笑ったり、筋肉をほころばせてほしいからです。

ヨーガは、目に見えないレベルに働きかけているのですから、肉眼で見ても所詮わかりません。

ですから、呼吸と気配で感じ取っています。




皆だれもが、自分の思考に悩まされています。

このまま自分の心に一生振り回されて死んでいくのでしょうか?

この心を持ったまま、平和に息を引き取ることなどできるのでしょうか?




ヨーガは、アーサナと呼吸法、リラクゼーション、瞑想を通して、

少しずつ五感の働きを繊細なレベルにし、

外の世界から五感を少しずつ心を引き離していきます。

そうして、内側に向けていくのです。

少しずつというのが、ヨーガのやり方です。

一瞬で、すぐに、たちまちというのはないのです。

一瞬で何かを変えてしまうと、その間に心が育っていかないため、心が弱いままだからです。

ですから、一瞬で変わる方法は後に戻りやすいのです。



ヨーガは、心を内面へと向かうように自分自身で育てていきます。

なぜ、自分で育てなければならないのでしょうか?



仕事の価値や人間関係、所有物などを通して

自分の外に幸せや充実感を見出しはじめる時、

人生で繰り返し味わっている幻滅をまた味わう種を蒔くことになります。

何度味わっても繰り返してしまうのが、人間の性(さが)なのかもしれません。

こうして絶えず、外の物事、仕事や所有物、誰と何をしたかということで自分の人生は充実しているのだと納得させています。

このような心が過度に行き過ぎた状態が、SNSの世界ではないでしょうか?




人間の心というものはどうにも手がつけられず、

いったん欲望が満たされると、またむなしく次を探し続けてしまうものなのです。


この悪循環から自分を断ち切る方法は、自分の存在そのもので

生きている充実感と幸福感を感じられる豊かな心を持つことです。



この心は、人から伝授されたり、お金と引き換えに手に出来るものではなく、

自らの実践と継続した努力と引き換えに手にできる黄金の心です。

五感の刺激や物思いにふけらなくなった時、

私たちは自分を本当に活かしめている力に気づき、

何がなくてもある自分の中の喜びと心の落ち着きを

本当に味わうことができるのです。



心と体が真に健康である証拠は、

心が落ち着いて静かな幸福感で満たされていることです。

これを目安に、日々の健康をはかってみて下さい。




さて、来年のヨーガレッスンのスケジュールをH.Pに公開いたしました。

当教室は、都内在住の方にとりましては遠方になりますが、

「近所にヨーガをやりに行く」というスウェット感覚のヨーガから、

「身も心も整えるためにヨーガに行ってまいります」という神社にお清めに行かれるようなお心持ちでお越し頂ければ幸いです。

実際にそのようなお心構えで電車に乗って来て頂きますと、

すでに移動の間が瞑想になります。

現代人は忙しいのです。

ですから、移動の時間を瞑想に使うのです。

本当に心がきれいに整っていかれます。




明日から始まる皆様の新しい一週間が、どうぞ平和な流れでありますように。







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