こころのemergencyサイン
ヨーガのレッスンに、こんな感覚を抱いたこと、あなたはありますか?
「ものたりない」
「動いた気がしない」
「もっと動きたい」
果たして、その衝動、正しい反応でしょうか。
だから、ホットヨガに行く。
パワー系のヨーガに行く。
もし、本当に肉体を使いたければ、ボディビルディングのトレーナーについて、からだを動かすことをお勧めします。
なぜなら、ヨーガのレッスンに「ものたりない」と感じる方ほど、からだを効率良く動かせてないという特徴があります。
体幹から手脚を動かしていないので、大きな筋肉群が必要とするエネルギーを消費できていないため、充実感を得られないのです。
動きが少なくても、からだを正しく、体幹から動かせば、エネルギーはきちんと消費されます。
私のレッスンを継続して下さってる生徒さんに、物足りないと感じる方は存在しません。
なぜなら、動きは少なくても、大きいエネルギーを必要とするからだの動かし方をお教えしているからです。
このメソッドは、たやすく習得はできませんが、レッスンする価値はあります。
からだの使い方と心の状態、人間関係、仕事の効率、集中力の程度、意識は、リンクしているからです。
つまり、からだの動きを通して、自分を変えることができるのです。
からだというものは、手脚を単に振りまわしても、エネルギーを消耗するだけです。
効率よい消費にはなりません。
本当にからだを動かしたいなら、深層部分から動かされていなければならないのです。
そのようなプラクティスを経ないまま、からだを闇雲に動かしてアーサナを行っても、からだはからだとして動いていません。
動かされた、というまで。
動くのは、末端の手先だけなのです。
だから、納得がいかない感覚が残るのです。
大きな幹を動かさないと。
からだも、あなた自身が目覚めることも期待できないのです。
解決策は、より激しい動きを選ぶこと。
ヨーガにも、ボディワークにも、エクササイズにも、いわゆる激しい動き、ハイインパクトの動きはあります。
ですが、たまにヨーガをやる程度のからだで、強度の高い動きをしても、質の高い効果をからだに得ることはあまり期待できないのです。
なぜなら、ハイインパクトに耐えらる心がそなわってない人が、からだに強い刺激を与えると、我が強まる傾向があるのです。
普通の女性たちが、ものたりないと、それを理由に、趣味の範囲のヨーガにも拘らず、強い刺激をからだに与えることは、好意的に認められることではありません。
あなたが、アスリートであれば、話しは別です。
しかし、からだを熟知してない一般人が、強い刺激をからだにだけアプローチすることは、心の傷害につながることも、考えられなくはない話しです。
なぜ、このことを書いているかと言いますと、実際にその傷害を抱えた一般女性たちとお会いしている経験が、少なくないからです。
確かに、滝のように汗を流して快感でしょう。
ですが、ご存じですか?
からだがオーバーヒートしている時は、心も同じなのですよ?
その物足りなさ。
「もっと動きたい」
「もっと汗かきたい」
「もっと走りたい」
なぜ、からだにそんなにも固執するのか。
一瞬、立ち止まって、そんな自分を観てみませんか?
あなたの本当に求めているのは、その刺激なのかどうか。
心のどこからその欲求があなたの意識に届いているか、考えたことはありますか。
脅迫観念ではありませんか?
心とからだのつながりを、真剣に知識から学んで下さい。
自分の異変に気づくことができます。
ものたりないと感じる我欲に、気づいて下さい。
あなたを、強い刺激に急き立てる、その内側の衝動に気づかなければなりません。
あなたにその刺激、本当に必要なものですか?
emergencyサインに、気づいて下さい。