泣ける場所があるって、いいですよね

女性の皆様、涙を我慢していませんか?

涙で、自分自身を洗い流してあげていますか?



私が、30代後半にヨガインストラクターをやめ、ヨーガ教室を主宰することになった理由の一つ。

それは、

「女性に泣いてほしい」からなのです。

涙を、うんとたくさん流してほしいのです。

その場所を、作りたかったのです。

今は、お寺を教室にして、その場所を実現しています。



部屋で一人泣くのも、スッキリします。

でも、大きな包容力の中で涙を流し、安堵感にひたれたら?

その涙を超えたら、感謝と思いやりが貴女の中から生まれたとしたら?



過去の意味がわかったことから、怒涛のように許せる気持ちがわいてきて涙を流せたら?

どんなに楽になれるでしょう。




私たち女性は、単に外見を磨くことだけにエネルギーを注ぐのではなく、内側の知性が高まるように、女の自分を育てることにも自分のエネルギーを費やすのです。

そうすると、内側の知性が、人生の意味を読んでいくようになるからです。




さて、本日は雨の中、「女性のためのヨーガ」体験レッスン初イベントの日でした。

雨の中、傘もお持ちになりながら、ヨガマット持参でお集まり下さった皆様、本当に本当に、どうもありがとうございました‼︎


私は、レッスン中皆様のことをそ〜っと拝見していて、思いました。

女性の体は、繊細だなぁって。

こんなに繊細な心と体に、ヨーガのポーズは厳しすぎるのではないですか?神様?と思っています。



男まさりに鍛えたい方なら、良いと思います。

ですが、リラックスや安らぎをヨーガに求めるのであれば、私たち女性は、女性向けのヨーガが必要です。

貴女は、あなたが思う以上に、繊細なのですもの。





「指先に5本の糸がついてきている様に腕を動かして下さい」

本日のレッスン中の指導の言葉です。



普段、無意識に体を動かしていることに慣れてしまった現代人には、はじめは違和感を感じるかもしれません。

頭では先生の指導をわかっていても、体がついていかない。

大雑把なポーズばかり行なっていると、カンが鈍くなります。

女性の場合は、大の字の様なポーズより、微細な微調整を体に必要とするポーズをプラクティスしてみて下さい。

繊細な感性が育まれます。

これがないと女性は、鈍感、怠惰になっていくからです。



「あの人、空気読めないわよねー」より、サッと相手の欲していることをさとってあげられる女性。

ステキですよね。



ヨーガは、日常を素敵に生きて、皆に憧れられる存在になるように、自分を育んでいくレッスンなのです。



その秘訣は、泣くこと。

女の涙はためておかない。


我慢して張り詰めた女の糸は、ゆるませること。



女性のためのヨーガで体を動かすと、体にたまった涙を肉体に浮上させられるので、ため息や涙が出やすくなります。

出すと、スッキリしますよ!

体も内側から軽くなれるから、極端な暴飲暴食にも走らなくなるのです。

さらに、自分が軽やかだと、人にも優しくできるようになるのです。



日々、精一杯なのに、それでいて他人にまで優しくなんて、大変だと思いますでしょう?

でも、皆がそうだと、意地悪な世界になってしまうのです。

だから、自分から先に涙を流して、心をきちんと整理して、そして、まだそれが出来ない人に、優しくしてあげられたら、いいですよね?

聖人を目指さなくていいのですよ。

皆、人に優しくできたらいいなって思いながら生きてるものなのですから。

だから、そう思う者どうし、集まって、ヨーガをしていたらそれでいいのです。




そこで、ほんの少しの思いやりと安らぎを感じ、時には涙をこぼして、またそれぞれの帰路(人生)に帰っていくのです。

私たちは、どうやったって、一人でまた死に向かっていく存在ですよね。

意味あって同じ時代にいるのだから、「大変ね、でも、お互い様ですね」って、心の中でナマステをして、そっと励まし合いましょう。

女性のためのヨーガが、そんなふうに広がっていきますように。



「泣ける場所があるって、いいですよね」

本日のレッスンにご参加下さったTさんの、何気なくつぶやいたその一言。

私には、多くの女性たちの声に聞こえました。


「女性のためのヨーガ」が、たくさんの女性たちの手に舞い降りていきますように。

7月5日、女性のためのヨーガが世界に生まれた日となりました。

ヨーガと生きてきた女性(私です)から生まれた女性のためのヨーガ。

私が、女に生まれた理由。

これを自分から、今ここに産み出すことでした。




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