ヨーガあの道この道

同胞である動物を苛めないで




「私、ポーズが得意じゃないのですが・・・」


アーサナができなくても、まったく構いません。健康であることに努力できれば、ウォーキングでも水泳でもよいのです。


人間は、肉体を使って魂を表現する霊が本質の存在です。


魂が地上で生きるには、肉体が必要です。神様から頂いた肉体は、健康という状態がふさわしいのです。


ヨーガは健康になることが究極の目標ではありませんから、もしもアーサナが出来なくても、それはヨーガはできないことにはならないのです。


道はいかようにもあります。諦めないで下さい。


アーサナができなければ、代わりに適度に汗をかく程度の運動で大いに結構です。ただし、やり過ぎには気をつけて。




「今、身体を動かすことができないのですけど・・・。私は、ヨーガはできないのでしょうか?」


それでは、心のヨーガをしませんか?魂の栄養になる本を読みましょう。理解できないところがあれば、お手伝いします。


古い価値観や教えに縛られていないか、人工的なヨーガに迷信していないか、今持っている知識を調べてみましょう。


誤った知識が入り込んでいたら、潔く手放して、霊性を高めてくれる真理を受け入れる準備をしましょう。


ヨーガの目標は、アーサナができるようになることではなく、霊性を高めることです。人間が霊性を高めることは、肉体を健康にすることより大事なこととされています。


なぜなら、地上では、肉体の健康の方が価値あるようにされていますが、ブーヴァ・ローカ(幽界)では霊核の方に価値が問われます。こちらでは、肉体は必要ないのですから。


次へ行く世界を見据えて、今地上に在るうちから霊性を高めておきましょう。




「運動も、本を読むこともできないのです」


そうですか。では、瞑想をしましょう。身体を動かせなくても、本を読めなくてもできます。瞑想がヨーガの真髄であり、あなたの霊性を最も高めてくれるものです。


人間は、行動し続けているかぎり、本能的な意識に縛られています。瞑想を通して、自己の霊性を自覚できるようになります。



「運動も本を読むことも、瞑想もできないのです」


そうですか。では、今在るその境遇を受け入れるヨーガをしましょう。境遇こそ、自然の摂理が最大に働いているところです。



そこには、霊性を高めるために必要な経験があり、清算する時期にきたカルマがあり、何より魂を目覚めさせるに必要な打撃があるからです。




さて、ヨーガはご承知のとおりアーサナだけではありませんね。


アーサナは体を動かします。ですから、わかりやすい、実感しやすい、取り組みやすい、ヨーガをやったという充実感を得られやすいという点があり、多くの方に実践されています。



人々の健康レベルが上がり、社会の健康意識が向上することにもなり、とても良いことです。



ですが、アーサナという一点からヨーガを見ないで、ヨーガを見ることに意識を向けて下さい。



ヨーガを実習しているにもかかわらず、精神的バランスを崩されている方が見られるようです。アーサナだけをヨーガとせず、精神的にもバランスよくヨーガを行って下さい。





見守っています

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