気づいてもらえるのを待っていた骨盤

セルフケアヨーガ受講も半ば過ぎての体験でした。

講座の中でいつも通りに立ってみた私のポーズから、

骨盤の硬さが姿勢を悪くしていたことがわかりました。 


畠山先生が私のポーズを見てくれた時、




「やろうと思った事先延ばしになってしまったり、
なかなか決断ができなかったりしないですか?」 








指摘されたお言葉にズバリと当てはまり!

驚きましたが自覚していました。 

身を任せて畠山先生に呼吸法や身体を整えるための誘導をして頂きました。

すると矯正される前は丸みのなかった私の扁平なお尻が、

矯正された後丸みが出現していました。










上半身もドシッとした重い感覚が普段からあったのですが、

矯正された後は立っていることが楽でした。

そして矯正前に比べて気持ちが楽になった感覚もありました。 




帰宅してから漠然と何かに納得している私がいて、

何に納得し気持ちが楽になっているのか振り返ってみると

過去に思い当たることがありました。 




私は娘を19歳で出産したのですがその時難産でした。

自然分娩で娘も無事でしたがお産経過としては微弱陣痛で、

赤ちゃんが分娩時にうまく回りながら出てこられない状態の回旋異常となり、

助産師さん2人がかりでお腹を押されてやっと生まれてきてくれました。


出産後私は恥骨解離になり二週間歩けず、

ベッド上で寝返りもままならず母乳だけを飲みに来る娘を愛おしく思うと共に

こんな姿にある自分を情けなく感じていた初産でした。



その時の難産原因の1つが扁平仙骨で丸みがある所が平になっていると

レントゲン写真を見せられながら説明された記憶があります。

解剖学的に説明されてもその時の私には意味を理解できませんでした。 

「え~?! 私、仙骨の形が他の人と違うの?!扁平仙?!それ治らないの?!」

医者からは元からのそういう骨格だからどうにもならない事だと言われました。 









そうなんだ・・・治しようがないなら仕方ないかと思い諦めました。

と同時に、

もし次に妊娠出産するとなればまた難産になってしまうのだろうか、、、怖!!

どうしようという不安が出てきました。

2人目の妊娠をした後やっぱり不安になりました。

体重管理を徹底して上の子より小さかったおかげか2人目は安産でしたが、

不安と恐怖がつきまとうあの気持ちは今でも覚えています。 





畠山先生に姿勢1つで見抜かれた身体は医学的に説明されていた事でした。

 「正しい姿勢が取れていないから骨盤の動きが硬く可動が上手くいってない」 

これだったのか!!と納得しました。



不思議な事に辛かった気持ちも今は吹っ切れ、

過去の出産体験も貴重なものとして

今から骨盤ケアと正しい姿勢へ取り組んでいく私の課題に変わりました。 







自分だけのケアではなくこれから妊娠出産する女性にとっても赤ちゃんのためにも、

骨盤ケアは大事なことだと思いました。

全身鏡を前に身体を見るとポッコリ出てるお腹はまるで妊娠中に見えるけれど、

食べ過ぎたとか脂肪がついたとかの考えではなくて、

正しい姿勢を知らない私の姿をしっかり映してくれている!

そう思いながら見ています。 



身体が教えてくれた心との向き合い方は

自分の中に様々な形で隠れている事に気づけた体験でした。



*貴記事は、現在弘前で開催中のセルフケアヨーガ養成講座の生徒さんより
ご協力をいただき掲載させて頂いております。たくさんの方に骨盤の大切さに
気づいていただく機会をご提供下さり心から感謝いたします。

このブログの人気の投稿

オープンクラスのお知らせ

ヨガインストラクターに欠かせない指導技術

ヨーガ・スートラ受講者Sさんのご感想