智慧で溶かされていく怒りの身体





診断の2年後、医者はドナに、もう手立てはない、死を覚悟すべきだと告げた。
癌に侵されて以来、ドナは治療を諦めていなかった。しかし、今回は自分の内側
を見つめ、未来に備えようとした。彼女はセラピストに、心の中にある障害を
取り除き、「自分のスピリットが先へ進める」ようにしたいと言った。心の問題
についてはそれまでも自分で取り組んでいたが、「解決し残したこと」がないか、
確認を望んでいた。〜過去をきちんと過去にする。フランシーン・シャピロ著〜



3月30日の朝いつもより1時間早く教室を開けて、

新潟から来るMさんをドラとロージーと一緒に待っていました。

Mさんと過ごす4時間の個人指導の時間は、

私にとっても天の啓示を聞く時間になります。

ヨーガ・スートラを丁寧に紐解き、

30代のMさんのライフステージに合わせた言葉で

ヨーガ・スートラが解読されていきます。

それはまるで肉体を持たないグルが私たちに語っているかのようで、

私たちを守り導いている力が降り注ぎ

教室いっぱいに満たされているような感じです。

Mさんの頬に涙がつたいます。

その一瞬を共有させていただいている私は、

静かに漂うように存在します。

私のするべきことは「何を言うか何をするか」ではなく、

ただ心を呼吸にとどめておくことなのです。

頭の声に意識をとられないように意思の手綱を握ります。



魂の浄化は智慧の次元に触れることで起こること。

身体より大きなリュックを背負ってヨーガを求めて来て下さる

Mさんが私に教えてくれたことです。



こうして1対1で学ぶ智慧の浄化力に勝るものはありません。

私もそうして教わってきました。

教室に到着した時抱いていたMさんの日常生活の悩みは、

智慧のフィルターを通したとたん別の理解に変わっていきます。

Mさんが智慧のエネルギーによって

全身全霊で変わっていく瞬間が私の体に共振します。

この瞬間を言葉にできたらと思いますが。





今読んでいる本にあるように、

「自分のスピリットが先に進める」ために私たちにできることは、

いろいろな過去で絡まった心を

智慧で解きほぐしていくことなのかもしれません。

自分の考えではなく智慧で解きほぐしていくのです。



頭のフィルターにかけると、

絶対に許せない!絶対そんなこと忘れられない!

そんな思いに到達します。

しかし智慧の言葉を自分の理解の仕方に上書きしていくと、

過去が自分の中で別の記憶に変わっていくのです。




お陰様で私も智慧に救われた1人です。

歪んだ心の理解に智慧を何度も上書きしていきます。

それは今もしていることですが。

それだけ心の層は深いのですね。

怒りや恨みの心が生み出す呼吸に身体を蝕まれることなく、

こうして呼吸をしていられるのはヨーガに出会い智慧を学んだおかげです。

智慧のフィルターにかけることがなければ、

私の身体はとうに怒りや悲しみで張り裂けていたことでしょう。

智慧に感謝しきれません。

智慧に救われた今、

生きづらさを感じているどなたかと共有していければ幸いに思います。

智慧で過去を眺められるように。

過去を清算して身体を軽くして楽に旅立てるように。

そう静かに思います。











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