トラウマを抱えこんだ身体が教えてくれたこと



私は、30年に渡り人の呼吸を見てきました。

皆さんは、目の前の人の一見なんてことのない健康的な身体に

放出されていない怒りや悲しみの力があるなんてこと、

信じられないと思います。

私も10代の頃はそうでした。

しかし、1日に何十人の呼吸を観察しているうちに

人の呼吸と呼吸の間をこの身体で通り抜けるうちに、

私の五感はセンサーになりました。

医療で言ったらレントゲンであり聴診器です。

身体と心、呼吸は

もう一寸の狂いも紛れもなく繋がっていることに気づかされたのです。


身体は私たちの心を言語化したものです。

視覚化されたものです。

どんなに清潔感あふれる装いをして何の心配もなさそうに見える人は大勢います。

しかし、身体を動かすとその人の内側の状態がどんなであるか

ハッキリ訴えてきます。

ご本人がしたくてそうするのではありません。

身体がそうするのです。

ヨーガレッスンの最後に仰向けになってリラックスする時間があります。

これまでリラックスを与えてこなかった身体に与えると、

身体がこわばってしまいできない方がいます。

身体がワナワナと強張ってきて、

唸りたくなるような衝動が身体の奥底から湧いてきます。

私はそうした身体を何人も何人も見てきました。

ご本人はもちろん気づいていません。

気づいて感じることができたら放ってはおけないでしょう。

強い感情を抱えすぎてきて深い呼吸ができない身体。

呼吸のリズムが不規則な身体。

姿勢がゆがんでいる身体。

頑固に硬くなっている身体。

ゆるみすぎて腑抜けの身体。

気力がない身体。

愛されてない身体。

様々なパターンをこの目で見て身体で感じてきました。


私の個人セッションはお話もしますが、

言語によるカウンセリングはあまり必要ではありません。

その人の身体と呼吸があれば情報はそれで十分です。

言葉よりも呼吸を読む。

言葉よりも姿勢を洞察する。

それらは言葉よりも何よりも正直な情報なのです。

言葉は偽ることができるでしょう。

他者に胸のうちを言語化することは相手にとって困難です。

ですから身体や呼吸からそっと読み取ってあげるのです。

あなたはこう思ってますね?と言う必要もありません。

ただそっと察してあげるだけで良いのです。

セッション中に身体で会話しますから。

それは最大の他者との信頼です。

大事なのはご本人自らが気づくことです。

相手にはその力があることに信頼をおいています。

決してそのプロセスを奪ってはならないことを肝に銘じています。


生きていればほとんどの人が身体にトラウマを抱えています。

それを放出しなくても生きてはいけるのですが、

放出されない感情エネルギーは肉体に行き渡ると

病気という物質化する作用になる可能性があります。

ほとんとの人が気づかないと思いますが、

ネガティブな感情は肉体に蓄積すると臭い化することもあります。

汗をかいた時の体臭とは異なるため大抵は気づきません。


何か様子がおかしいと気づいたら

病気じゃないからと気にしないと思います。

内側の状態は一般的な生活上には困りませんが

ご本人の中では何かがおかしいと薄々気づいていらっしゃると思います。

ですがどこに相談して良いかわからない。

だから放っておくという方が殆どではないでしょうか?

そして、病気でもないからどう相談して良いかわからない。

病院に行ってもどこも悪くないって言われそうだし。

そんな方に相談していただける場所です。

どうぞ安心してご相談下さい。

自分の内側の何がどうなってこんな気持ち、

こんな身体の感覚があるのか。

一緒に探していきましょう。

ここでお待ちしております。

グリーフ・ソマティックセラピー








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