Mさんのヨーガ〜苦しみが教えてくれた心と体のつながり

本当にヨーガを学ぶ時は
学ぶ人と教える人の二人三脚。
ですからヨーガにはこんなお祈りがあります。

師と弟子である私たちをお守り下さい。
お導き下さい。
力ある者とならせて下さい。
私たちを智慧で満たし
互いに憎み合うことがないようお導き下さい。

この画像は、
お身体を患われ、そこから気づいたMさんのヨーガから引き出された智慧です。

ハイジのように山を駆け巡っていたあの頃の元気な自分に
戻るためのMさんのヨーガの道。





題名:「心と体の繋がり 」

先生からヨーガを深く学ぶことについてお話を頂いた時に、

最初誰か他の人と間違えて声を掛けられたのではないかと思いました。

なぜなら、私はヨーガを始めて僅か3ケ月です。

生まれたばかりの3ヶ月の赤ちゃんと同様、全くの無知です。

ですから、頭を過ぎるのは、私には無理。出来る筈が無い。

これは逃げよう。断わろう。と頭の中で断る理由を探し始めました。

ところが冷静になって考えると、

ずーっと体調不良で悩んで、

熱を出したり寝込んでいた私が、

ヨーガを始めて僅か3ケ月で、確実に回復していたのを身を以て体験したのです。



 よく『心と体は繋がっている』 と言われますが、

漠然としか理解していませんでした。

しかし、3ヶ月間のセミナーと個人レッスンを通じて、

先生から智慧とポーズでその意味を教えて頂きました。


* 心が病めば、下を向き姿勢も前かがみで悪くなり、深い呼吸も出来ず、内臓も押し潰さ
 れて、胃も腸も動けなくなる。


 * 体が病めば、気分が滅入りマイナス思考のネガティブ回路にスイッチが入り、そこから
  ドンドン負のスパイラルに陥る。


これらの事を教えて頂きながら、

自分の身体の変化と共に徐々に理解して行き、

心と体の繋がりにとても興味がわきました。

この時、体調が回復したのにも深い意味があったんだと確信しました。

ヨーガの計り知れない力を実感して、

とても興味深くて、もっと学びたい。

学ぶなら今だと、覚悟を決めました。

そして、先生のカウンセリングを受けさせて頂きました。



体調の回復とは逆に、心の悩みが浮き彫りになって来ました。

過去のトラウマから始まり、あらゆる心の闇です。

その悩みが余りにも多くあり過ぎて、愕然としました。

しかし、先生にひとつずつ噛み砕くように丁寧に説明をして頂き、

また次の悩みの確認をしながら、

じっくりと お話をして頂きました。


私はかつて色々な病院のカウンセリングも受けました。

しかしどの病院に行っても、

物心ついた大昔の過去からこんなにも掘り下げて、

原因追究の為に親身になって話を聞いて下さるところはどこにもありませんでした。



覚悟は決めたとは言うものの、内心は不安もありましたが、

先生のカウンセリングを受けた後は、

心が満たされて、穏やかになり、

これならやれると確信して、不安は消えて楽しみにさえなって来ました。

 先生から、カウンセリングの最後に、

「この講座を1年間受講して頂いても、残念ながら資格を与えることは出来ません」 と、言われました。

しかし私は、講師になりたくてこの講座を受講するわけではないので、

私には資格は必要ありません。

ただ、その時ふと思ったのが、

お釈迦様が修行をされて学ばれた時に、資格が必要だったのでしょうか?

智慧を授かる為に学び、宇宙のように無限大の智慧に、

与えられる資格などあるのでしょうか? と、逆に思いました。

ヨーガは病院と違い医療行為をするわけでもなく、薬もありません。

だからこそ、私はこれから始まる講座を受講して、

入院する程でもないが、薬漬けの日々、体調不良や鬱病で悩んでおられる方々に、

心が健康であれば体も健康になれる<心と体の密接なつながりを、

自分の身体を通して体験して行き、

何かの形でお伝え出来ればと嬉しいと思います。

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