ヨーガと病気



病気と闘うという言葉があります。

これをエネルギーから考えてみましょう。

エネルギーには押せば押し返す反作用があります。

ですから病気を追い払うべき相手としてみたり、

恐れから病気を治そうとすると

その恐れの心が病気を悪化させていくケースは少なくありません。



敵対心を持って病気をやっつけようとする。

くよくよして病気を治すことだけを目的に毎日を過ごす。

病気を中心に生きるようになる

そんな事もあるかもしれません。

しかしそんな中でも、

小さな事でも構わないから感謝を見つける心を失わず

創造的で情熱を傾けられる何かに少しの間でも夢中になれた方が

すべてのエネルギーを病気に傾けているよりずっと治癒になるのです。



健康を望んでヨーガに来る人は大勢います。

しかし健康になりたいと望むその心根が、

恐れから来るものであったり

健康でなければならないという脅迫観念から来るものであっては、

同じように逆効果です。

この心配のエネルギーが別の問題をさらに引き起こすでしょう。


食べ物に対して神経質になったり、

病気になるからあれはダメこれはダメと排他的になることも

生命力を低下させます。

それらはすべて恐怖心だからです。



健康になるためにヨーガのポーズをするのも

もっともっと!と恐れの心から行っていてはやはり逆効果なのです。

では一体ヨーガで何を身につけるかというと

感謝の心です。

運動は今の時代どこでもできます。

運動施設に行かなくても軽いウォーキングやジョギングをすればそれで十分です。

ヨーガの時間は運動ではなく心を育てる時間なのです。


ヨーガを純粋に行っていれば、

例え病気になったとしても感謝の心が身についるため

病気になった自分を残念に思ったり

否定するのではなく

誰よりも愛してあげることができるようになるのです。

その愛が最適な方法を最適な治療法や医師を引き寄せてくるのです。

窮地に陥った時は出口を必死に探すのではなく、

まずは愛に立ち返ることを思い出せますように。

そうすれば愛が愛を引き寄せます。



体が動く健康なうちにヨーガを行って

自分の聖なる素晴らしさに気づいておけば、

病気になった時に誰よりも自分を支えられる自分になっています。

今健康上特に大きな問題がなく、

ヨーガを実践できる環境にいますか?

自分で行った自分のための努力は必ずあなたの支えになるはずです。

私が証明します。


今私の肉体には、

医学では病気と言われる状態がありますが

クヨクヨせず変わらず情熱的にヨーガを指導していられるのは、

私は自分の内側の素晴らしさに気づいているからなのです。

そこが私の原動力です。

この力は私が死ぬ瞬間まで灯されるでしょう。

それはあなたにもあるものです。

私が特別だからあるのではないのです。

私がそうであるようにあなたもそれをすでに内側に持っていることを私は知っています。

人は無いものに気づくことはできません。

しかしすでに在るものだから気づくことができるものなのです。

ですからそれに気づく目を養うのです。

それがヨーガです。

私はいつでもあなたに近道を示しています。

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