悩みと不安のエネルギーを愛に変えられる時代にいるあなたへ




女性性という言葉には様々な解釈がとられるようです。

「女らしく」これ一つとっても人それぞれイメージは異なりますよね。

そのような個人的な価値観からではなく本質的なところから

ヨーガのこと心と体のことや女性性について現代人にわかりやすく伝えています。



ある日女性性のセミナーの時こんなご質問をいただきました。

「子宮がないと女性性は深められませんか?」

子宮摘出手術を受けたことから自分にはその資格がないのではないかと不安を抱かれていたのです。

情報社会では女性の幸せは彼氏がいて結婚して子供がいて

ママも働く時代とワーキングマザーや

独身時代のようにキレイに楽しくママ友ランチや夢を実現するママなど

ありとあらゆる女性像を見せられます。

しかしそれは一人の人間がつくりあげた雑誌の中のイメージです。

現実ではないのですが実際にないものをそう思い込ませるメディアは強力です。

それを見せられた女性たちは自分をそのイメージに当てはめていくことにエネルギーを注ぎ出します。

これが苦しみの原因になっているとも知らずに。



子供の頃に見た絵本の中のお姫様の話をしましょう。

姫は街中の人をお城の晩餐会に招きました。

その中に一人の乞食がいました。

ご馳走を食べたことがない乞食はスープの飲み方も知りません。

お腹を空かせていた乞食は誰より先にスプーンに手を伸ばしズズズ〜っと音を立ててスープをすすり始めました。

 豪華に着飾ったすまし顔の人たちにヒソヒソ悪口を叩かれていることも知らず

乞食は美味しそうに生まれて初めてのスープを喜んで味わっています。

それを見た姫は乞食になんと言ったでしょうか?

笑顔でスプーンを手に取り乞食と同じようにズズズ〜っと音を立てて飲み始めたのです!

お城中にスープをすする音が鳴り響きました。

みんなが笑顔でスープをすする楽しい幸せな晩餐会になりました。

実はこの絵本の背後には真の女性のあり方があります。

優しさで相手を受け入れること。

乞食を非難する人を同じように非難するのでも乞食をたしなめるのでもなく

その場を調和に変えてしまうこと。

これは女性性の特質です。



 私たち人間は女性性と男性性の調和というバランスが取れて

初めて人間として真のパワーが発揮されると言われています。

それを実現する方法がヨーガなのです。

性エネルギーはどちらかに偏りすぎてもならない。

調和がとれた時それぞれの良さが自分自身に発揮されます。

持って生まれた自分の性をベースに女性性と男性性の調和をはかり人生を自分の力でクリエイトして生きていきましょう。

このブログの人気の投稿

オープンクラスのお知らせ

ヨーガ・スートラ受講者Sさんのご感想

ヨガインストラクターに欠かせない指導技術