病気が気づかせてくれたこと






昨年私のもとでヨガインストラクターになる勉強をしていたTさん。

あとたった1回の講座を残して教室に来れなくなってしまいました。

久しぶりに届いたTさんからのメールには

MRI検査を行い結果待ちの中

どんどん変化していく自分の身体に心が折れそうだ。

そうありました。

お母様を幼少の頃に亡くされ東京で一人で生きる34歳のTさん。

心の声が痛いほど伝わってきました。


私事ですがTさんと同時期の昨年11月末。

突如右奥歯に激痛が走り教室を1ヶ月クローズせざるを得なくなりました。

異様な激痛は体中を蝕むかのように様々な変化を起こし

わずか6日で体重が6kg落ちたほどです。

今も治療を繰り返しています。

完治しない事から先週MRI検査を受けたました。

医師にレントゲン画像を見せて頂いたところ

右顎の神経ギリギリのところに腫瘍のような黒いカゲが見つかりました。

私もTさんと同じように今後の治療法の結果待ちです。



痛みや病から来る不安に直面した時ほど

人を悟りの境地に導くものはないのではないか。

そう思うほど病気は私に沢山のことを気づかせてくれました。

病気は肉体に起きていることです。

病気それ自他は私ではありません。

本当の私は「私病気なんです」ではなく

肉体に病巣があってもなくても私は幸せなスピリットです。

精神。

魂です。

ですから病気という負のエネルギーは

愛のスピリットである私が癒し抱きしめてあげなければならないもの。

闇には愛と優しさを闘ってはならないのです。



ヨーガは人を瞑想の境地に導きます。

私にこのすべがなければこれまでの病気や痛みを

どう受けとめ優しさを忘れず不貞腐れずいられただろう?

そう思うほど私も一人の弱い人間です。

人間は最終的には自らの心と体を通してでしか悟れないのですね。


人生には予期せぬ出来事が多々あります。

ですがそれは私たちを不幸に至らせるものではなく

全てが善へ向かっているワンシーンであること。

これがわかっていれば

そのワンシーンが自然の法則で去っていくまでを

天に委ねていられるように助けてくれます。



心が折れそうです。

この切実なTさんの一言と同じ想いを抱えているであろう人たちが

どうかその想いから解放され

神様に守られている存在なのだと安らかになりますように心からお祈りいたします。

そう祈っていたらTさんから前向きなメールが届きました。


『体の痛みは辛くて挫けそうになりますが、そのおかげで気づくこともたくさんあります。普通に歩けることがどれだけすごいことなのか、身をもって経験しました。今はこの体が本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。当たり前のことが当たり前じゃなかったことに気づきました。こうでもしないと気づけなかった自分にも気づきました。これまでは、分かってるつもりなだけでした...

私も早く先生のアトリエにお伺いしたいです。体が自由に動かせるようになったら何をしようかと今から楽しみにしています。Juna先生いつもありがとうございます。こうして前向きに捉えることができるのも、先生のおかげです。先生に出会えたこと本当に感謝しています。ありがとうございます!!!』

私たちは今を生きています。

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