体は内側の力をあらわす祠

体は私たち人間にとって、

何のためにあるのでしょうか?

肉体に宿って生きる魂である私たち人間は、

一人一人授かったこの体をドリルとして

魂の力を体現していくことを

学んでいるのかもしれません。



そのベーシックドリルは、

自分の体を大事に扱うことから始まります。



肉体は魂が宿る小さな祠(ほこら)です。

神様の分け御霊である魂が宿っている小堂なのです。

「私の小さな神様」が宿っている小堂を大事にすることから

慈悲の心を育み、

内に秘めた力を体に行き渡らせます。

血を流し、

体を温め、

体を通してその力を外に発現していきます。




人間社会では、

頭脳明晰な人物が素晴らしいとされます。

しかし、

決してそうとは言い切れないのです。

頭が良くても意識が鈍い人はいます。

その人が体とどういう関係性か見てみると、

今なぜこの人が苦しんでいるのか、

どこかわかるような気がする時があります。




体を大事にしようと思っても

どこかで無意識に

体が悲鳴をあげたり

痛がることをしてしまったり、

体に無茶な事をしてしまう人がいます。

体が変化を見せて良くなっていく矢先に、

元に戻ることを無意識にしてしまう人もいます。


なぜ自分体にこんなことをしてしまうのでしょう?

心と体はつながっているからです。

心の状態が体の扱い方に現れます。

体とその人の考え方や生き方の間には

深い関係があるのです。



「こうしたいこうなりたい」と口で言っている事と、

実際の行動が一致しないことはよくあることです。

しかし、

自分でこの矛盾に気づかないと、

ヨーガはいっこうに進歩していかないのです。





ヨーガのレッスンで気づいたことや習ったことを

実際の生活や仕事の中で活かしていくことの方が、

本当のヨーガです。

ですからヨーガ教室でのレッスンは、

そのためのシュミレーションであり練習の場なのです。



現代人はまずヨーガを始めたら、

体を大事にすることから学ばなければなりません。

体の本当の意味と役目を学ぶことです。

これを知ってはじめて、

自分の体と正しい関係を持つことができます。

体を良き友としていくことができます。



しかし、

それを学ぶ必要性をなぜ感じれないのかというと、

自分の体の感覚が不快であれば、

電化製品やリモコン、

食べ物でコントロールできる世界で生きています。

内なる力が自分の体に宿ることを信じ、

癒しの力である愛が自分にもあることを体験する機会は

マシーンや食べ物に奪われています。

ちょっと気分が落ち込めば、

食べ物やアルコールで気を紛らわしたりできます。

その代償として、

ストレスの経験を手にしたのではないでしょうか?



ヨーガは、

魂にとっての肉体の意味と役割を学びます。

「体のために季節に合わせた食材を選びましょう」という食べ方の学びではなく、

肉体の本来の意味を学ぶことを通して

本当の自分を知る本質的な学びに向かっていくのです。

体の本質的な意味と役割を学んで、

「なぜ私たちは体を持っているか?「その意味を、

深くさとることができると生き方が変わります。


 
なぜ、人は病気になるか?

病気という経験を通して

内側から発現されようとしている何かがあるのです。

それに気づくことは、

人生における大切な学びです。

ヨーガは、このような学びをしていくのです。

「なぜ?」「なぜ私がこうなるの?」

そうした根底的な意味や理由を

考え学ぶ機会を与えてくれます。

「いつかまた学ぶ」と学ぶ機会を延ばすより、

今学んで生き方をより良く変えた方が

これから先の時間が今より豊かになっているはずです。





7月10日から開催するセラピーヨーガ指導者ベーシック講座で学ぶことは、

自分はいったいどういう存在なのか?

肉体を深い次元から学び知ることです。

当養成講座は、

ヨーがを教える予定のない方にも

ぜひ学んで頂きたいと思います。

学ぶことで、

これまでの自分の体に対する意識が

自然と変わっていくようにプログラムされています。

お手にして頂けたら嬉しいです。






さぁ、あなたも自分自身のために

心と体のことを知ってあげて下さい。

体の扱い方を知って、

その体でしっかり生きていきましょう。



体は変えようとするのではなく、

扱い方を知って生きていくのです。

体を大事に扱うことから人生が好転します。

その方法をあなたと一緒に学び、

知識を共有して喜びを分かち合いたいと思っています。

このブログの人気の投稿

オープンクラスのお知らせ

ヨガインストラクターに欠かせない指導技術

ヨーガ・スートラ受講者Sさんのご感想