75歳「本当の自分を取りもどす」
水曜日の午前中
教室にはグレシャスなオーラが放たれます。
人生で大輪を咲かせている女性たちのヨーガ。
60歳からのヨーガの時間です。
このクラスは、今年の3月末から始まりました。
脚が開かない。
肩が上がらない。
ヨーガは怖い。←難しいポーズをやらされる。
アレができないコレができない。
できないできない
もう歳だからの暗示にかかっていた心と体。
それらの暗示や思い込みを
一つ一つ解除していきます。
いろいろな人生を生き抜いて、
大病もわずらった、夫の死も経験した
女手一つで子供を育てたなどなど
様々な人生を通過した方が行うヨーガは
お若い女性のクラスとはまた違った
深みのある時間になります。
そうした時間を重ねてきた今日のレッスン後、
ある生徒様がふと、
マットをたたみながら何かを思い出されたように一言。
「そういえば私、昔開脚ができたのよ」
↑
(なのになぜ今体が動かないのかしらね?というニュアンスがふくまれています)
「体が覚えているかもしれませんよ~」と私。
そうしたらその生徒様、
その場でスサ~っと脚を開かれたのです!!
一同、驚きでした。
教室にいらした当初は
上がらなかった腕も上がっています。
このポーズで眠っていた体に火がついた様で、
だんだんと本来の身体能力を思い出されていきました。
壁に手をかけながら、
脚を挙げることも思い出されたのです!
昔、よく出来ていたそうです。
イキイキと語ってくれました。
ヨーガは、
できない、ムリという記憶の壁を取り除いていきます。
こちらの生徒様が功を為されたのは、
ヨーガにプラス、
素直さが根底におありだったからと思われます。
ヨーガのレッスンに対する誠実さと
ご自身の体を信じること。
真摯に行うこと。
その色々な要素とこれまでのあらゆる事が重なって
今日に至られたのでしょう。
ご紹介した仁多水も毎日コツコツ飲まれています。
信じて真摯に、素直に行うと
体も心もその分変わるのが早いのだなということを
教えて頂きました。
どうもありがとうございました。