受胎
教室は心を整える神聖な場所。
いつものおしゃべりをやめて静かに座ってみて下さい。
私たちの日常には
ただ静かに座るという時間がなさすぎるのです。
これが心の混乱を招き
心と身体の釣り合いが取れなくなって苦しくなる原因です。
口を閉じているだけで
心が洗われていき
楽になれるのです。
この絵を見せて頂いた時、
子宮内における受精卵の着床の瞬間が脳裏をよぎりました。
この絵を描かれたヨガレッスンに参加して下さったYさんに
「これ、受胎を描いたの?」ときいたら
そうではなかった様でしたが
Yさんの絵は「受胎」になりました。
以前、生徒さんの死を見送る経験をしました。
ヨーガでガン(心)を治療したいと、余命一ヶ月前に来て下さいました。
様々な代替療法を探し試した結構、たどり着いたのが彼女の場合、私の教えているヨーガでした。
最後の方は、人工肛門で身体中管だらけでしたのでポーズはできません。
手を握って童謡を歌ったり、魂の本バガヴァッド・ギーターを読み聞かせしたりしていました。
私は、彼女にこの世を去る準備をして頂くお役目だったのだと思います。
死ぬのが怖い、もっと生きたいよと、まだまだやりたいことを抱えたまま39歳で逝かれました。
彼女に必要なのは魂への語りかけだったのです。