悩んだら、天の道を歩みなさい

当ヨーガ教室には、「これからセラピストになりたい」という方よりむしろ、

現にセラピストとしてご活躍中の方、資格を取ったまでの方、勉強中の方がいらっしゃいます。

皆さんに共通している点があります。

それは、


1.学んだ内容がプロとして活動していくには不足している

2.自信がない

3.個人的悩みに活動のエネルギーを奪われている



とくに共通しているのが、「自信がない」です。

今日は、このことについて書いていきます。


「自信がない」

セラピストになる前には、学校や講座へ行きます。本来は、そこで自信の要素を身につけてこなければならないのです。

しかし、現在のカリキュラムは、知識やテクニックに比重が傾いています。人間性のトレーニングが見落とされているのです。

すると、解消されていない弱い心を持ったまま、人を癒す仕事に踏み込んでいくことになります。これは、クライアント、セラピストともに望ましくない状況です。ですが残念ながら、現代はこのケースが多いことは事実です。



人間性のトレーニングもきちんと積み重ねてこられた方は、知識の習得もスムーズです。

知識は、講座に出席して暗記するようでは、自分のものになっていないのです。試験が過ぎれば、忘れていると思います。

私のもとには、これまでヨガインストラクターの方も多く訪ねて下さいました。ですが、彼女たちに何をきいても、「聞いたことあるけど・・・」「あ、それTTCで習いました!」という理解力で、これで人様に呼吸の指導をさせてしまって、ヨガスタジオは大丈夫なのだろうかと案ずる思いです。


知識というのは、それを扱えるに相応しい人間になって、はじめて自然と吸収されていくのです。





セラピストとしての自信をつけるなら、セラピスト魂を持つことです。この道と異なる道は、自分に内在する無限の知性と力を開発しようとせず、自分に力不足の状態で外的なテクニックを先に修得してしまい力がついたと錯覚してしまうことです。心と身体の釣り合いをとるトレーニングの重要性に気づいていないのです。



これが自信のなさにつながるのではないでしょうか?

セラピストの心を持つことで、自分が生み出す不安の力を、夢を叶えていく力に変換していくことができます。

セラピスト魂を意識したこと、ありますか?





セミナーでは、講師独特の存在感とその場の参加者の感情と相まって、一種の高揚感が漂うため、誰もが自信がついたような気持ちを体験します。

修了書を受け取り、その場を離れ、いつもの慣れ親しんだ日常に戻って少し経つと、あの高揚感はいったいどこへいったのか・・・。

いつもの不安が、まだ心の中にいたことに気づいたことはありませんか?


セラピストのもとを訪ねてくる方は、圧倒的に無知な状態です。つまり、智慧がないがために、生き方がわからず不安定な状態に陥っています。


そのような浮ついた心身状態を、地に足がついた意識状態に戻し、分別ある理解力まで戻してはじめて回復への道をたどるようになります。


このプロセスを敷いてあげるところまで導いていかないと、「よくなりました」「気持ち良かったです」と、喜んで頂いただけで終わりです。それもそれで良いのですが、あなたが過去に体験した高揚感と同じように、クライアントさんもその場の感情的「よくなった」までの次元なのです。人間の心と体は神によって創造されているが故に、人間の頭脳で理解できるほど単純ではないのです。



セラピストの仕事は、喜んでもらって自分が良い気分を味わう仕事ではありません。果報の喜びは、神に奉納します。クライアントさんが家に戻り、その後の人生をどう歩むかまで考慮できる広い視野がなければならないのです。医者と同じように、手を尽くしても死に至ってしまったプロセスがもたらす苦渋も受けとめる覚悟がなければ務まりません。


なぜなら、治る人は治る運命にあり、治らない人はその運命なのです。これは、カルマの法則、自然の摂理です。




私のブログをご覧になり、厳しいなーと感じる方もいるであろうことは承知しております。ですが、これが現場で起きていることなのです。生きた人間の心がうごめく生の声から書いていると理解して頂ければ、夢心地でできる仕事ではない現実が見えてきて、より自分をきちんと育てていこう、弱い心があれば、資格で誤魔化さず、自分と向き合って誠実に変えていこうと思って下さると思います。

それが真の自信につながります。



自信がない状態で、セラピストの道の中にいる方がいたら、一旦止まってみることをご提案します。

その仕事に自分の存在価値やプライドを持っていると、これはなかなか出来ることではありません。

ですが、自信がない心では、正しい理解力はおろか洞察力は稼働しません。すると、五感を使って感情で相手をみることになります。

いったん止まる時期こそ、古い自分を解体し、新たな自分に進化していく絶好のチャンスなのです。

人間の進化のプロセスを学んで下さい。人間は止まることを怖れますが、これこそ神のはからいです。きちんとした知識を携えていると、人生で止まる真の意味がわかり、その時期が来たら無駄な動きをしないようになります。




だから、チャンスの波がきた時、確実につかんで大波の力に押されて前に進むことができるのです。

ところが、プライドが邪魔して止まることができないと、いざという時に必要なエネルギーが確保されていません。見極める目がない、チャンスを逃すとは、こういうことなのです。

成功する人ほど、この波を読んで自然のリズムに乗って動いています。



今、まさに変化と進化の時期に入ろうとされている方の手記をご紹介します。

「あー、私の気持ちと同じだ」と共感されるかもしれません。



「新たな道に進むには、正しいと思うものを選ばなければならない」 そう思い

いいタイミングだと考えて、退職することにいたしました。


正直、色々な葛藤があったり、

長い道を考えると不安な気持ちになったりします。

でも 、私が心から求めているのは先生のような生き方です。

本物のセラピストです。

正しい知識を身に付けたいです。

今の私にできることを考え、適切な道を選択していけるように努力します。





おっしゃる通りだと思います。「今の私にできること」これを、きちんと見定めて下さい。ここで焦ってはなりませんよ。


私は、セラピストの道で迷っている方々を本当の力に目覚めさせ、ご自身の使命を発見して頂くサポートを、セラピストの森で行っています。




セラピストの森は、あなたが持って生まれた愛の性質から、セラピストの仕事で活かせる部分を発掘し、心と身体の釣り合いのとれた自分を育てる場所です。

「本当の自分」とは、自然の摂理のもとに存在する神性なる自己を指しています。真の自己の役割を、小我の自己が果たして生きることを「自分らしく生きる」といいいます。

私たちはみな、まぎれもなく神様のはからいの一部を担う役割を持って生まれてきています。

神の意図されていることと、自分の使命が何であるか。

この二つを知り、神と自分とのつながりを深く理解することで、私たち人間の人生は調和へと向かい始めるのです。


あなたが、神の僕としてセラピストの役割を果たしていくことを願う時、天使のセラピスト魂があなたの心の中に開眼します。

これまで眠っていた慈悲、困難にも立ち向かう強い意志、真理を理解しようとする謙虚さが芽生え、大きな力に支え導かれる者が感じることのできる自信と安定が得られるのです。


セラピストの道を歩む方、どうぞこのゆるぎない自信と安定をつかんで下さい!

この本質的な力がないと、テクニックばかり身につけて活かせず終わってしまいます。お金を払って受けたけれど、活かされていない知識や資格がありませんか?


テクニックじゃないんですよ。魂力で生きる人が本物のセラピストなんだと人間の分をわきまえて謙虚に気づく時、あなたに必要な道を天が敷いて下さいます。

自分から道を敷くのではないのです。本物のセラピストは、天が敷いた道を歩むのです。


『我慢することこそが人生』と踊りや歌で表現するのがフラダンス。とおっしゃるのは、指導歴30年のフラダンス講師の方です。


今、ヒーリングの世界には、光、癒し、幸せになるなど、幻想的な面ばかりが目立ちます。


本当のスピリチュアルこそ、このフラダンスの先生がお伝えしている人生の側面を、きちんと伝えていく立場にあるのではないでしょうか。

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