感情は洗って

あなたは貴い存在です。ひとりひとりがこの現実に気づけば、人間関係のストレスはなくなるであろうに」



日々、私たちは暮らしの中で様々な人と会話をします。

皆それぞれに様々な解釈があるから、時には自分と違う考えを突きつけらたりもします。

「あなたはこうだ」と決めつけられて

悔しい思いをしたこともあるでしょう。




自分では自分のことをそう思ってはいないのに、

こうですよね⁉︎
あぁですよね⁉︎


相手の先入観から一方的に話されることもあると思います。


そんな場面に出会ったら、すぐに反応しないように

少し遠くの方から相手のお話しを伺うようにします。

真にうけて聞いてしまうと、

いつの間にか相手の枠に自分が当てはめられていたりします。

そうして、自分という人物はすっかり相手が思っている自分になっている。

私はあなたが思っているような自分じゃないのに。

そう言えたらいいのですが、言えない場合が大半だと思います。

 
考えが違う者どうしで織りなす人間関係では、よくある意見のすれ違いだと思います。

このすれ違いが誤解に発展しないように、

「あなたは私をそのように理解しているんですね。

でも、私の考えはそうではなくて、実は私はこう思っているのです」。


相手に反論するのでも腹を立てるのでもなく、自分のペースを乱さないで、落ち着いて自分の本心を伝えられたらいいですね。



私の20代の頃は、誤解から生じる人間関係のもつれが多く、とても疲れていました。



30代になってヨーガを始め、心のことやヨーガの生き方を学んでいくうちに、人間関係の中で生きる意味がわかり、だんだんと楽になっていったように思います。


そして、自分と向き合って生きることが身についてきたら、

感情がたまってストレスで悶々としていた日々も減り

リラックスした時間を過ごせるようになりました。



色んな感情を抱えたままでは、ストレスになってしまいます。

忘れていても、処理されていないとふと思い出し、そこからまた悶々とします。


何かモヤモヤしているなと察知したら、私はすぐにヨーガで感情の処理をします。


身体を動かして呼吸を整え、姿勢も整え目を閉じてから感情を見つめます。


瞑想が一番良いのですが、ヨーガのアーサナを2〜3種類行うだけでも効果はあります。


ヨーガで心を静めていないうちに感情と向き合ってしまうと、

感情のエネルギーは強いので、よけいに感情にのみこまれ、言われたことや言えずに悔しかった気持ちを強化してしまいます。


ですから、まずは感情の影響を受けている心と身体を整え、落ち着いたできれば神聖で静かな場所で目を閉じます。


感情が静けさに流されていった代わりに、優しさや強さがにじみ出てきます。


その心が悔しさや辛さの感情を洗い去ってくれるのです。


そうして自分の核を取り戻していくと、言われたあの事あの人のことは、意外と些細なことだと見えてきて気にならなくなるものです。


色んな人の色んな価値観の中で生きるには、ヨーガは欠かせません。


何か乱れているなと気づいたら、すぐに整える癖をつけると良いのです。


感情からくるストレスで身体の不調にまで到達してしまうと、心を整えるためのヨーガにも足を運べなくなってしまいます。


理想は、少しずつで良いから毎日ヨーガを生活に取り入れます。


心がどんどんヨーガ的になり、生きるペースがゆっくりになっていきます。


そうなってくると、他人が言ってることにも細かく反応しなくなります。


「その人の個人的意見なのだなぁ」と、力まずヨーガの呼吸でゆっくり聞くのです。


いちいち反応してしまうから、感情的になり疲れてしまうのです。

心のスピードが速いと反応するのも速くなります。

ですから、ヨーガで心の速度を落としておきましょう。



鶏のように落ち着きない心より、ゆっくりした心のある人が

今ここを感じて生きる女性になっていくのです。




このブログの人気の投稿

オープンクラスのお知らせ

ヨガインストラクターに欠かせない指導技術

ヨーガ・スートラ受講者Sさんのご感想