黒い赤ちゃん鳥が白鳥になる日まで

女性のためのヨーガW.Sを受講中の生徒様に、27歳のヨガインストラクターさんがいます。

教室で最年少の女性です。

私は、彼女に「Hansini」というニックネームをつけて呼ばせていただいてます。

Hansiniは、サンスクリット語で白鳥。

女神サラスワティーの乗り物です。

女神様に仕えられるようなヨガの先生になってね、という意味をこめました。




以前、レッスンで気づいたことを文章にしておくようにとお教えしたことがあります。

Hansiniは、現役ヨガインストラクターさん。

ただレッスンを受けて終わりであってはなりません。

自分のものにしていかなければならない務めがあります。




人の話を聞いて関心したことや、読んだ本などから気づいたことを、自分の言葉にする作業は、やったもの勝ちと言えるくらい価値をもたらします。


私はよく、どうしてそんなに台本もなく何時間も話せるのか(講義)と驚かれますが、それは、昔から何かあれば書く癖を持っていたからだと思います。

自分の言葉で書いたものは、必ず心に深く染み渡ります。

それが、精神性を作り上げていくことにもつながり、その人の言葉となって出てくるのです。




日記のように、または自分のスケジュール帳のすみっこにメモしておくことでもOKです。

気づきは、考え方を変えていく大きな糧となりますが、一瞬のことです。

一瞬の次には頭が働き出し、気づきは思考にかき消されていきます。

ですから、気づいたことは、なるべく冷めないうちに書いておくとよいのです。

そうしないと、気づきではなく、頭を使って書くことになります。

これは、ウンウン唸らなければならなくなり、辛い作業になってしまいますね。





黒い赤ちゃん白鳥のヨガインストラクターさんが、白い大人の白鳥さんになっていくまで。

そんな女性の成長を、そばで見れることに幸せを感じています。

今、コツコツ書いた分の実りは、必ずその後の人生に現れることでしょう。

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