日常でヨーガ、女性のゆとり
ヨーガは日常だと思います。
自分の心とからだの面倒を見てあげることだから。
特別視じゃなくて、食事の支度をしたりお風呂に入ったり、ベッドに深くもぐりこんだり、ペットと気持ちを交わしたり。
そんなふうに、日常にヨーガが自然にあるの、理想ですよね。
女性にとっては。
でも、飽きも女性の方が早くやってきたりする。
やりたくない日も、まあいいや、なんてことも当たり前です。
面倒クサくなって、やめてしまうこともありだと思います。
でもまた必ず、やりたくなるんだけどネ。
心とからだはそれによく気づいているから、サインを送ってきます。
未解決の感情が、心とからだを不機嫌にしていくからです。
調子が良くないことを、素直に表に出せず、我慢して不機嫌になっていませんか?
自分に手をかけなくなってしまったら、心とからだを非日常においてあげることが、新天地を開くきっかけになります。
からだの内側を凛と正して、凛々しい女性を自分に感じてみたり。
やる気がなく、怠惰な時にこれを味わうと、新鮮な気分になれます。
両手を胸の前で静かに合わせているだけで、五感の緊張が溶けて癒されていく。
これは、女性のためのヨーガならではの感覚です。
そんな時、自分に言ってあげられるようになるようです。
あぁ、今までごめんなさい、私。
もっと人にも自分にも、優しくすればよかったな…
ってネ。
「許せない」
そう思い続けた自分を自分で許していくと、女性は涙を流すようになります。
自分の中にある安らぎを体験するからです。
女性は、自分の内側に宿る母性で自らを癒すことができる存在です。
そんな体験をすると、帰り道で目に映る街並みが、往きに見てきた光景時違って、優しく見えたりするのです。
女性は、あれもこれも欲張らないで、日常の中にささやかな気持ちを持てれば、それで十分に生きていけるのです。
本当はね。
ダイエットに美容に、自分磨きにと頑張らなくても。
小さな幸せで、十分なの。
女性は、ボリュームより、クオリティで満足できますから。
自分の中にあるささやかな気持ちの威力を思い知ると、あまり多くを要求しなくなります。
この謙虚さが、女を美しくするのです。
年齢を重ねていく女性の美は、心を開くことが鍵になります。
日常を、非日常のように生きる想像力が、何よりのアンチエイジングです。