アンジャリムドラ


死んで穢れを落とすには遅すぎて



人間は、カルマの清算をして、穢れをはらい、神のためという境地から行為できる人間に進化するため地上に降ろして頂きました。

すっかりそのことを忘れてしまいました。

ヨーガは、神様との約束を忘れた人間に思い出させていきます。

自然の摂理を理解するより頭脳を発達させ、直観力を失ってしまいました。

もはや真理は、人々にとって疑いと議論の対象でしかなくなりました。

人々は、神の法よりも大衆の情報に関心と信頼を寄せるようになってしまったのです。



ヨーガは、重く鈍い物質的意識に陥ってしまった心と肉体、魂に本来の霊性を取り戻す霊的訓練です。

ところがここでも人々は、誤った理解でヨーガを取り入れてしまいました。



アーサナで感覚器官を発達させ、いずれは手離さなければならない肉体により固執するようになってしまいました。

ポーズで体力はつきました。

ですが、瞑想に必要な内面の力が開発されないままでいます。




あなたのヨーガは、自分は真理の下に生かされた人間なのだという自覚に至らせてくれたでしょうか?


アサットなものを追う限り、つまり肉体に縛られる限り真の平和は訪れないとヨーガは言います。



アーサナは大した効果は期待できません。

瞑想に向かうよう訓練して下さい。



真理に対し不信感しか抱かなくなってしまった物質的な心を、高次の心へ引き上げるのです。

あれは嫌だこれが気にくわない、理解できない納得できないとふてくされて生きるより、笑顔をたやさず感謝の生き方を学び、実行できるよう心を鍛錬します。



肉体に流し込むものは心を形成します。

刺激物で汚染された肉体と心は、刺激という感覚を覚え欲望となります。

一度その刺激を憶えた心は、あなたの肉体を否が応でも突き動かします。

内在する負のエネルギーが悪性の刺激物に反応して、肉体にそれを取り込むよう心が支配します。

このように、低次の心に突き動かされている人々は、現代人とくにストレス社会の国に非常に多く深刻な問題です。

お酒やタバコの刺激物に支配されている時は、「私」という自我が強く出てくる時です。

真の自己は、有害物質がもたらす快楽とはまったく関係ないものです。




私事になりますが、現在私の母は73歳です。

60歳の時に悪性の癌で余命を3回も宣告された身ですが、術後にヨーガと出会い心の芯から復活しました。


大病から生還した母の生き様が、私のヨーガのはじめの師です。

霊的の師は大祖母でした。

人は生きて心の穢れを清め、大病から心も清らかにすることで魂が出てくる
ことを、母の生き様から教えて頂きました。

それが魂の蘇りの道すじであることを、今私は古代の聖典に照らし合わせています。

合掌のアンジャリムドラは、偉大な手です。

意識して合掌してみて下さい


※瞑想の実習が増設されます。

AP瞑想の実習日が増設されました。瞑想は続けることで内側が発掘され、魂の神性に触れる言葉を超えた体験をもたらします。霊性に触れることは癒しであり、内省となり悔い改め穢れを落とす浄化の行為です。

金曜14時半~16時

日曜16時~17時半 この時間帯は霊性が深まる時刻で特にお勧めです。

samatwayog



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