ものの道理を学ぶ
境内の桜が散りはじめました。
そんな中、ヨーガ入門講座が3コース同時に行なわれています。
のべ10名の生徒様が、ヨーガの実践に向けて着々と準備されています。
講座に対して、よくこんなご質問を頂きます。
「アーサナを数年やっているので、入門は必要ないですよね?」
「実践から始めたいです」
「身体が硬いのでポーズができるか心配です」
私たちはポーズをするのではありません。
ヨーガという心の浄化訓練をしていくのです。
それにはまず、ヨーガを理解できるセンスを身につけることから始めます。
はじめの一歩は、礼儀作法です。
えっ、なんでヨーガに礼儀?と思いますか?
それは、ポーズしかご存じないからそうおっしゃるのです。
あなたは、神社に御参りへタンクトップで行きますか?
神主様に睨まれてしまいますよ?
ヨーガも同じです。
礼儀に加え、ものの道理を理解します。
協調性が乏しく、いつも文句の対象ばかり見つけてしまう心があると、ものの道理をなかなか理解していけません。
するとやはり、ヨーガも理解できないのです。
なぜなら、ものの道理以上の自然の摂理を受け入れた生き方を身につけていく道であるからです。
ものの道理を学ぶことは、ポーズより大事です。
ポーズがたくさんできても、道理をわきまえられなくてはポーズで終わってしまいます。
ポーズは、あなたを肉体に縛りつけるだけです。
ヨーガの訓練は、肉体意識を超えていくのですから。
ほどほどになさって下さい。
ヨーガを始めるには、相応の準備が必要なんだと少し見えてきましたでしょうか?