ヨーガで迷子にならないために




ヨーガを現代人が理解し実践するには、多少の困難が伴うことを賢くとらえて下さい。

テレビや雑誌、ネットの世界からヨーガをご覧になった方々は、きまってヨーガはポーズだと誤解されています。

ポーズから始められた方々は、体を動かしたことから血行促進による緩みの気持ちよさを、内側の体験と錯覚され、この気持ちよさを皆に伝えたいと安易にヨガインストラクター養成講座に入られます。


この頑迷から人々が目覚め、真のヨーガに意識が向かうには相当な時間と労力を要します。

この作業は、大勢ではなく一人ひとりです。

一人ひとりを、誤認から正しい理解へ目覚めさせていくことです。



ヨーガは、経典を理解してはじめてどういうものか見えてきます。

このことが、大衆にはどうしても理解できません。

理性的に考えれば、経典がテレビにガヤガヤ出てくるでしょうか。

経典に説明された人間の進化の過程を、若い方がインストラクターとなり教えられるでしょうか。



その様な中で、私たち現代人は自分と向き合い瞑想しようとしているのです。


自分と向き合うことを必要としている方は、ヨーガ・スートラを理解する必要があります。

ですがヨーガ・スートラは暗号のような文章です。

容易には理解できないようになっています。

ですから、あなたがその目を開かなければならないのです。




ヨーガを軽んじてはなりません。

ヨーガ・スートラを理解するまでには、膨大な準備を要するのです。

書店で買って読んで解る代物ではないのですから、理解できるまでに準備が必要なのです。

ヨーガを真摯に、真剣にお考えの方は正しく理解することに進路を早急のうちに向かわせて下さい。

ヨーガは、ポーズをとって黙って座って気持ちいいとウットリしていることではないのです。



私たち現代人が、ヨーガのスタートを切るまでにやらなければならないことは果てしなくあります。

期限はこの地上に寿命ある限りです。

心の浄化を軽視せず、意を決してお取り組み下さい。

心の浄化とは腫瘍を取り除くことなのですから。

内省できる謙虚さとともに、慎重にお取り組み下さいますようお伝えします。

このブログの人気の投稿

オープンクラスのお知らせ

ヨガインストラクターに欠かせない指導技術

ヨーガ・スートラ受講者Sさんのご感想