知識と悟りの道の真のヨーガ
そして、今では世界中に認知されるまでに至りました。
人智を超えた人類救済計画のはからいがなければ、ここまでは及ばなかったものと思われます。
これまでのことは全てが準備でした。
今日までのヨーガの広がりは、人工的であったにせよ、物質的意識に陥った人類の意識を変えさせるための序章でした。
人々の関心が、深化の差はあれど内面的なものに向き始めたのは、これから先の進歩を迎えるための準備になっているのでしょう。
感受力の高い人々は、少しずつ気づき始めています。
現代社会で見られるこれが真のヨーガだろうか?と。
これまでは、人工的なヨーガが大衆を魅了してきました。
ですが、真のヨーガはそうしたものに全く影響を受けずに実在しています。
これからは、目を覚ました一人一人が名乗りを上げ始める時です。
人々は、真のヨーガを求め始めるでしょう。
人工的なヨーガでは、魂の琴線には触れられず、目覚めの道としては満足しなかったのです。
なぜなら、彼らのヨーガの探求は、心の内奥から突き動かされたものだからです。
煩悩を解決するための情報では飽き足らず、問題のすべてに解決をもたらす知識と悟りの道へ導く真理の杖が必要なのです。
認識を曇らせる原因は、いつでも人間の内側にあると言われます。
健康を妨げる阻害物で体内が埋め尽くされていては、見るもの全てにスモークがかかってしまうでしょう。
取り越し苦労の心は、落ち着きを与えず、立ち止まることを知りません。
次から次へと行動へと突き動かしていきます。
次から次へと行動へと突き動かしていきます。
このような活動過多な心身状態では、生命の実相を理解することはできません。
抱いた理想を地上で実現するには、確かな手だてが必要なのです。
大衆的な情報から理解されるほどに、霊的な悟りを得ることは容易ではありません。
摂理に即した道を歩んで下されば、おわかりになります。
気安さや気楽さ、安易で怠惰な中では魂は目覚めないのです。
魂は、打撃があってはじめて目を覚まします。
慣れ親しんだ習慣的なものから、意識を別に向けてみて下さい。
本当の気づきは、感情で味わう程度のものではなく、魂の琴線に触れるものです。
知識を携えて進む道こそが、魂の自覚へと人間を導いてきました。
真のヨーガとともに歩んでいかれますようにお祈りいたします。