知識と勇気をたずさえて霊の道を行く
「自分に自信がない」とおっしゃる方は少なくありません。
どうしたら、自信がつくのでしょうか?
3年前、密教の師と出会い、半年間個人指導で学ばせて頂いた時のことです。
初めてお会いした師は、私の顔をご覧になるなり、こう言葉にされました。
「あなたは行動力があるようだが、智慧がない」
今なら、その理由がわかります。
私には、この地上で生きる魂の自覚がなかったのです。
それは、まったく知らない外国へ一人で行き、その土地のルールも知らずに滞在するようなものです。
地上での魂の生き方、生きる意義を知らないと、不安がつきまとうことを知りました。
それまで知らずにいたから、知ったことにより、そのようにわかったのです。
人間は、物質的意識に偏りすぎると、バランスを崩します。
人間は、魂を持った肉体ではなく、肉体を持った霊的存在の魂だからです。
この自覚がないまま生きていると、本来の意識状態ではないため、だんだんと切なくなってきます。
もちろん、自覚がないまま生きていける方も存在します。
ですが、ご本人が気づかれないだけで、どこかに歪みは来しているかもしれません。
人間である魂が、地上で生きていくには、知識が必要です。
きちんとした知識があれば、生きる勇気になります。
予期せぬ出来事の意味を洞察し、受け入れる勇気にもなるのです。
安泰だと思っていた矢先は、怒涛のような人生が展開することは、この地上では自然なことです。
地上には、それを体験しにきている多くの魂がいます。
ヨーガという地上で生きる魂を進化させるためのツールが、天から降りてきています。
これをきちんとつかみ、感謝とともに正しく理解して、地上を生き抜くバイブルにして下さい。
どんなにヨーガで外見の美しさを磨いても、最後に問われるのは、内面の霊核です。
今からそのことに気づき、霊核を高めていくようにヨーガを実践することができれば、いずれ訪れる死さえも、安らかに受け入れる一助になるでしょう。
それが訪れてからでは、遅いのです。
そうした方々を、私は何人も見てまいりました。
ですから、今からきちんと準備をしましょうねとお伝えしています。
どうか、アリとキリギリスのお話のようにならないで下さい。
ヨーガを魂を磨くものとしてご覧になってみて下さい。
霊的には未熟な魂である地上で生きる人間を、向上させて下さろうとする大きな存在のはからいを観じませんか?
知識を学んで、智慧にしましょう。
道を歩む勇気になります。